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コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


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Category: 飼育   Tags: ---

コリー:終末介護&看護の注意点

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9月は最も病院へ担ぎ込まれる人が多いとか、救急車の
出動数が多いとかって聞きますが、犬の場合も人間と
同じように体調を崩しやすいと思っていて下さい。
特に老犬の場合は深刻ですから、うちも14歳5ヶ月に
なるミリオンの様子には気を配っています。


なかなか時間取れないので、老犬介護のページを作れず
今に至っていますが、私が自分自身で今までに看取った
7頭のコリー達の看病や介護において気をつけてきた事、
あまり雑誌や書籍には出ていない大事なことを書いて
おきますので、覚えておいて下さい。


動物は、弱ってくると、本能的な欲求が強くなります。
積み上げてきた訓練よりも本能に従って行動し、それは
人間の場合も同じで、ごくごく自然なことで、本能的な
満足を与えてやること、いわば赤ん坊返りをさせてやる
ことが、終末期の動物に精神的な安定を与え、痛みや
苦しみの中において、いくらかでも心地よく過ごさせて
やることができ、終末介護において重要な事だと私は
考えています。


1つの例をあげれば、私のようなブリーダーは、目が
開いた直後の子犬達を強い光の中に出しません。また
お産を控えた母犬を強い光源の元には置きません。
常に薄暗がりの中に置いてやり、精神的な落ち着きを
与えてやるようにします。うちの動画や画像で御覧に
なれますが、新生児達や妊娠犬を入れているサークルの
上に幅広の布やバスタオルを張って天蓋にしているのは、
犬の心理面を考慮してのことです。
先日看取ったマイヤの場合も、天蓋を作っていました。
体力が落ちるほどに這うようにして、その天蓋の下へ
マイヤは入って行きました。


強い匂いのする花も弱った動物からは遠ざけますし、
大きい音のするテレビやラジオも遠ざけます。
静かな、薄暗い、刺激の少ない空調の整った部屋で
穴倉風の場所に弱った動物を置いてやることと、水を
こまめに取り変えて与えること、急に倒れた時の衝撃を
少なくする為に人工芝を利用すること、あまり多くの
余所の人間や、多くの犬に会わせないようにする事などが、
私が死期の迫った動物を介護する時に特に気を付けている
ことです。それは人間の終末医療と全く同じなのでは
ないかと思います。


数十年前、野生の中に暮らす野犬たちは、終末期が
近づくと、必ず野犬の群れを離れ、1頭で薄暗がりに
身を潜め、最後は池などの水場に行き、倒れて死んで
いたものです。


家庭という人の群れの中で暮らす犬は、そういう最期を
迎える事はありませんが、薄暗がりに身を置いてやる
ことや、会わせる動物や人間の数を制限し、静かに
最期の時を迎えさせてやることは、犬という動物に
とっては、意味のあることなのではないかと思います。
いくら家族として人間的に暮らしたとはいえ、DNAに
刻み込まれた本能の部分を満足させてやることもまた
犬という生き物への思いやりではないかと考えます。





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