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コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


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Category: 飼育   Tags: ---

犬の介護と人の介護

ラフコリー専門ブリーダー
AIRWOMAN COLLIES
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2009年の11月生の子犬の仮予約を受付け中
http://airwoman.if.tv/puppies.html

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2日のブログに書いたアフリカの獣の獣医さんのエッセイと
同じ棚に萩原朔美さんの名前を見つけ、思わず手にとって
パラパラと読んでみました。実は、この方は、私が20代で
東京で暮らしていた時の知人の高校&大学の同級生で
あった関係で、たまに街中で出会って立ち話をしたことの
ある方なのです。有名な萩原朔太郎の孫であり、お母様も
作家なのですから、当然のごとく何冊も本を出版していた
らしいのですが、私は一度も読んだことがなかったのです。


本屋で手に取った最新のエッセイは、お母様の介護に関する
内容だったせいもあって、立ち読みをしてしまいました。
そのエッセイの中に、“老い”は脚が弱ったとか内臓が弱った
とかで始まるのではなく、“意欲”が無くなった時に始まるのだ
という風なことが書いてあり、なるほどな~と納得しました。
人は、“欲”を持ち続ければ、老いが緩やかに進むということ
なのだろうと思います。


面白いことに犬でも人と同じなのです。最近、私は新しく
ブログ「ブリーダーの犬ごはん」を始め、お客さん達にも
好評なので、頑張って今までよりもバラエティに富んだ
物を考えてはミリオン(多めに作れば全頭)に食べさせて
いるわけです。すると、近頃、ミリオンの顔つきが変わって
きたのです。


そもそも時々ではなく毎日トッピングをするようになった
理由は、今年になってからミリオンがドッグフードを残す
ことが多くなったからです。
それで、春頃からトッピングをし、なんとか完食をさせようと
してきたのですが、ゴマを振ったり鰹節をまぶしたくらいでは
半分も残すので、本格的にトッピング料理をして、ブログに
UPしながら食べさせてきました。


ミリオンは、ブログを開始してからは1度も御飯を残して
いません。それだけでなく、夏頃には、耳も聞こえず目も
ぼんやりとしか見えなくなっていて、外部からの脳への
刺激が少ないせいで、半ば認知症のような反応の鈍さや
ぼんやりとした顔つきをしていたのが、変化してきたのです。


顔にしゃきっとした感じが出てきて、前肢の関節が痛んで
泣くことはありますが、御飯を食べようと動こうとした時の
反応が速くなっただけでなく、運動場での動きも幾分速く
なってきたように思えるのです。


今日、たまたま数年前にコリーのメスを看取った人のHPが
ヒットし、本格的介護が始まった年齢が、ちょうどミリオンと
同じく13歳半でしたので、介護の記録を全て読んでみたの
ですが、臨終の様子はミリオンの母親の凪と同じような感じ
でした。


ただ、私の場合は、在宅の仕事ですので、他の犬の世話を
しながらも24時間体勢で介護ができましたが、男性が外に
勤めを持ちながら在宅介護をするのは犬にも人にも非常に
過酷だと思いました。


悲しいかな男性であるがゆえ犬に食べ物の工夫をしてやる
ことができない、流動食を作ることもトッピングしてやることも
できない、腎臓が悪いのじゃないかと思える状態の犬に
対して、食べないからと味の濃い市販の犬のオヤツを混ぜて
与えるしかできない。それでは症状は悪化します。


床ずれで壊死している部分があっても、仕事に出なければ
ならないから10分おきに寝返りをさせてやることができない。
犬は、それまで非常に可愛がられていた様子でしたが、
介護状態になってからの身体は辛かったと思います。


飼主さんが、暑いだろうからとつけっぱなしにした扇風機も
本当は不適当であったと思います。やはり弱った老犬には
エアコンで温度調節をしなければなりませんし、扇風機を
当てっぱなしにするのは、エアコン以上に身体の熱を奪い、
体温が低下し、心不全を誘発して死を早めます。


正しい介護ができていたら、あと半年から1年は延命できた
のじゃないかとも思いましたが、それは飼主さんにとっては
返って辛いことだったのかもしれません。老犬介護の経験の
ある人には分かると思いますが、子犬の世話と違って、時が
経てば自分の身体と心が楽になるのではなく、時が経てば
経つほどに、果てしなく続く身体と心のストレスに疲労困憊
してしまうのです。


ましてや介護初体験で、しかも情報と人手が足りないので
あれば、長生きしてほしい、でも介護の辛さから解放されたい
という気持ちとの板挟みになるはずです。


私は特別なケース2件を除き、繁殖犬は皆、御家族持ちの
人の所へ譲っているので、家族で協力し合って介護をする
ようになるでしょうから、たとえ外へ勤めに出る人であっても
犬の介護はできるだろうと思います。
8時間以上も床ずれができた犬を犬だけで放っておくような
可哀想なことはしなくて済むと思いますが、それでも介護は
楽にできる方が良いのです。だから、コツや注意事項を
覚えておいて下さい。


●食べないからと、塩分が多い犬用のオヤツを混ぜて
 食べさせないこと。
●食べる量が少ないと便秘をしやすいので、食物繊維の
 豊富な物も食べさせること。
●ドッグフードは、寝たきりになると食べたがらないのが
 普通なので、ペースト状の物や手作り食を工夫すること。
●寝たきりで水を飲ませる時には、誤嚥性肺炎にしない
 ように、犬の頭が立っている時と同じ向きになるように
 抱き起こすこと。
●体温調節が上手くゆかないので、エアコンや犬用の服で
 こまめに調節をすること。
●ちょっとした圧迫で皮膚に炎症を起こすので、飼育場所の
 床面を工夫すること、また抱き上げる場合など強く四肢を
 掴まないこと(鬱血するので)。おむつのマジックテープの
 あたる場所などにも要注意(肉の薄い場所に当てない)
●シャンプーは心臓その他の負担になるので、死期が迫った
 老犬には無理に行わないこと。
●痛いところがあっても、無理のない範囲で、犬が自力で
 動けるように飼育場所を工夫すること、必要ならば動作の
 介助をすること。
●動作がゆっくりで、反応が鈍いことを考慮してやること。
●どこかへはまり込んでいるのを方向変換させる場合には
 鋭角的に動かさないこと(関節の可動域が狭いので)。
●呼吸が楽になるように口をあけて呼吸をしなくても済む
 (心臓や肺に負担をかけない)室温に保つこと。
●食事、環境その他、変化をつけて、犬の基本的な欲求
 (食べたい、飼主に触れたい、匂いを嗅ぎたい)を刺激し、
 “欲”を出させるような飼育をすること。


結局、介護ヘルパーの講習で教わることと全く同じです。
犬の介護において気配りする点や老いに対する捉え方が、
そのまま人間にも当てはまりますから。


私は、犬の介護をしつつ、いずれ始まるであろう親の介護に
備えているのです。子犬が産まれてからも、子犬の世話を
しながら、ミリオン用にトッピング料理を手早く作れるように
なれば、多少の調味料を加えて、くず野菜や賞味期限切れ
間近の食品ではなく、普通の野菜や期限内の食品を使えば、
そのまんま糖尿病食や高血圧食になるのです。


今、別棟に住んでいる父母はボケ予防も兼ねて自分たちで
料理をしていますが、病状が進んでくれば、私が食事を作り
持って行くなどの補助が必要になってきます。
ミリオンのトッピング料理は、私にとっては、ただのオママゴト
ではなく、親の介護にも将来的に役立つ素材の組合せや
栄養配分や調理の仕方として、私は考えながらやっています。

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