コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


24
Category: 訓練   Tags: ---

「~するな」より「・・・しなさい」

ラフコリー専門ブリーダー
AIRWOMAN COLLIES
http://airwoman.if.tv/

2009年の11月生の子犬の仮予約を受付け中
http://airwoman.if.tv/puppies.html

=========================
新しいブログ 「ブリーダーの犬ごはん」は、↓です。
http://blog.livedoor.jp/airwomancollies/ 
=========================


私が競技馬術を習っていた頃、自馬会員だったこともあり、
また、OLたちと違って、会員数が少ない日中に通っていた
せいで、クラブ長じきじきにマンツーマンで指導してもらえる
機会が他の会員より多かったのですが、その時に言われた
ことで、非常に印象に残っていることがあります。


当時、自分の馬に対して疑心暗鬼になっていて、跳ねて
振り落とそうとするのじゃないかとか、勝手に暴走しようと
するのじゃないかと緊張していたので、クラブ長は、
「肩の力を抜け。ああ、そう言ってもできないよな。だったら、
臍の下に力を入れろ。そうすれば、肩の力が抜けるから」と
言ったのです。


私は、はっとしました。そうか、肩の力を抜こう、抜こうと
するから返って駄目なんだ。他の部分に力を入れれば
自然と肩の力が抜けるんだ・・・と、目からうろこでした。


このことはスポーツ以外でも、あらゆる場面で役に立つ
処世術なのです。私は、何かの結果、例えば、試験の
合否が出る時とか、病気の診断が下る日とか、交配した
犬の受胎判定の分かる時とかは、待つのが非常に嫌で、
緊張もし、イライラもし、不安になります。


だから、そういう時は、不安にならないようにしようとか
リラックスしようとか思わないようにしています。
そういう風に思えば思うほど、逆になってしまうからです。
ですから、「~をしないようにしよう」ではなく、他のことを
見つけて、「・・・をしよう」と考えるのです。


テストの合否発表の前、検査結果が分かる日の前には
ことさら、他の事を一生懸命やります。そうすると、気が
つけば結果発表の日が来ているわけです。
不安で過ごす時の方が、よくない結果が出た時以上に
ストレスが大きくて、精神的にも身体的にも良くないと
思いますので、私は、そういう処世術で生きています。


この処世術は、実は犬の訓練の際にも非常に有効です。
うちのラプターは、今年の夏あたりから急に、食べ終わると
同時に他のオスたちに向ってゆき噛みつくようになったので、
現場で抑え込んで叱っていましたが、その時、しゅんとなる
だけで、その後も全く、食後の興奮と対犬攻撃は収まらず、
そのうちメスに対しても向かってゆく気配が見えたので、
原因も分からず、いったいどうしたものかと悩んでいました。
(食後すぐでなければ、オスに対しても対犬攻撃は全く
無いのです)


が、そうだ、「他の犬を攻撃するな」と叱るのではなくて、
他の事をさせるようにすれば効果的かも」と思いつき、
その準備として、教えてなかったスワレを教えました。


また、食事を与えてからすぐにトイレに出すのではなく、
食事の前にラプターだけトイレをさせておき、食事の後、
ずっとバリケンの中に入れておきました。そして、他の
19頭の犬達の食事が済み、それぞれをケージやバリや
運動場所に割り振って、全ての子が食中食後の興奮から
覚めて(集団なので、食事の際にはものすごく興奮します)、
静かになり、ラプター自身も興奮が冷めた頃に1頭だけで
運動場へ出すことにしました。


そして、出す時には、まずバリケンから出して私と対面で
スワレをさせ、できたら褒めて御褒美を与え、数歩歩いて
場所を変えて、もう1回スワレをさせ、褒めて御褒美を
与えてから運動場に出すようにしました。


そんなことを2週間くらいは続けたでしょうか。今では、
食事のあと、バリケンの中でくつろいで待ち、スワレも
落ち着いて行い、運動場に数頭のメスがいるくらいの
状況なら、食後であっても興奮して向かってゆくことは
なくなりました。


犬というのは、攻撃行動が習慣化すると、どの犬が
嫌いとかが理由ではなく、やみくもに興奮に任せて
他の犬に向かってゆくことがあるのだと思います。


そういうケースは、興奮性の高いシェパードやボーダー
コリーやレスキューされた咬み犬等とは異なり、ラフ
コリーでは稀だろうと思いますが、それでも集団飼育を
されたラフコリーの中には、たまに対犬行動に激しさが
見られるものが出る場合があるのは、関西の大手有名
犬舎のグループに居た頃から知っていました。


でも、まさか自分の所でそうなるとは思っていなかったの
ですが、2歳前という年齢や、未去勢の種オスばかりが
5頭もいて、ヒート中のメスも何頭もいることを考えれば、
もう、そういう状況になってもおかしくはないのです。


一旦身に付いてしまった習慣化された悪癖の記憶は、
人間の薬物中毒やアルコール中毒と同じように、犬の
脳からは消せないので、その悪癖が出やすい状況を
遠ざけて、「~をするな」と叱るより、他のことを教えて
興味をそれに移し、「・・・をしなさい」と教えて褒めるのが
一番、飼主にも犬にも平和的で良いことだと思います。




=======================
★★★もうひとつのブログも時々、更新しています。↓の
トップページよりお入り下さい。


エアウーマン犬舎 http://airwoman.if.tv/
迷子のコリーの詳細情報

●犬ブログ・ランキングに参加しました。御協力よろしく
 お願い致します。クリックするだけでOKです。
にほんブログ村 犬ブログ コリーへ


にほんブログ村 犬ブログ 大型犬へ


にほんブログ村 犬ブログへ


odekakeL&A&R



2
4
6
7
10
11
12
14
16
17
19
20
23
24
25
26
27
28
29
30
31

top bottom