コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


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Category: その他   Tags: ---

あるペット通販会社

ラフコリー専門ブリーダー
AIRWOMAN COLLIES
http://airwoman.if.tv/

2009年の11月12月生の子犬の仮予約を受付け中
http://airwoman.if.tv/puppies.html

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私が大きなブリーダーのグループを出て、自分の犬舎号で
繁殖を始めた頃は、NETは普及してなかったので、大手の
愛犬雑誌3社くらいに広告を出していました。その雑誌に
毎号、大きな広告を出していたペットの通販会社があり、
スタッフ全員が女性ということもあってマスコミで話題に
なっていました。


NETが普及し、似たような会社がいっぱいできた現在、
あの会社はどうなっているのだろうと検索してみました。
この業種としては、あまり画像の載っていない地味な
作りのサイトでしたが、相変わらず、マスコミで取り上げ
られたことが、ずら~っと載っていました。


でも、よく見るとひところのような頻繁なものではなくて、
地方紙などにちょこっと載っているくらい、かつてのような
華やかさはありませんでした。そして、掲載が頻繁だった
頃のタイトルの多くは、「美人女性起業家」「美人経営者」
「いい女」とか、犬のプロとしての経験や思想を取り上げた
ものとはかけ離れたもので、売り上げが良いということと
社長が美人であるという理由で、マスコミの取材を受けて
いたようです。


社長のプロフィールのようなページには、子犬を抱いた
社長がモデルしかやらないような姿勢(アルバイトで
モデルをしていた時期があるのだとか)とカメラ目線で
写っていました。驚いたのは、自分の愛犬だとして
社長が抱いていた子犬の犬種です。


イギリスその他の国や、アメリカのいくつかの州では、
ペットとしての飼育が禁じられていて、安易な飼育により
咬み犬となって遺棄されたり、死亡事故を起こしたりと
大きな問題になっているアメリカン・ピットブルテリアの
子犬なのです。


↓は時々、拝見している在米日本人トレーナーさんの
サイトで紹介されていたアメリカの番組です。アメリカン
ピットブルテリアやロットワイラーやそのMIXたちが沢山
出ていて空恐ろしい状態ですが、犬先進国の実情です。

http://www.streetdogsmovie.com/trailer.html


この犬種は、全部の犬種の中でも最も攻撃性が強いと
言われる闘犬です。訓練のできる人が、繊細な配慮の
もとで飼わねば、大変なことになります。日本にも既に
持ち込まれていて、細い身体でいとも簡単に土佐犬を
次々に倒したということで、闘犬の世界でも話題になった
そうです。


うちの近所で、引退した年老いた土佐犬をもらってきて
飼っていたのを脱走させて警察の世話になった家があり、
話を聞いてぞっとしましたし、近くのスーパーマーケットに
行く途中の鉄工所のようなところで鎖に繋いで道路沿いで
飼っている土佐犬は、近所のトイプードルを咬み殺したと
聞いています。


そんな土佐犬よりもずっと凶暴になりかねない犬を、
購入者がどんな人間であっても通販で売ってしまう
会社の社長が、抱っこしてプロフィールのページに
登場しているのです。何も知らない素人が、チワワや
MLダックスの子犬を飼うようなつもりで、あるいは
大きくても攻撃性がないゴールデン・レトリバーの子犬を
飼うようなつもりで、社長が飼っているのと同じ子犬が
欲しいと言ったらどうするのでしょう。


散々、マスコミで、やり手の若い美人社長と持ち上げ
られていれば、憧れだけで、同じ犬種を欲しがる人も
出てくるはずです。
現在は、取り扱い犬種にはアメリカンピットブルは載って
いませんでしたが、頼まれれば取り寄せるはずです。


この会社は、ペット通販のハシリだったので、以前は、
億単位の売り上げを挙げたらしいのですが、今は同じ
ようなペット通販会社が山ほどできていますし、ペット
ショップが店頭販売と並行してNET通販をしています。


また、犬の雑誌の子犬広告のページは、どの雑誌も
減る一方です。大きな雑誌広告を打つことで業界の
トップを走れるような時代ではなくなっていますし、
ネット上には類似のブローカーサイトは溢れています。


この会社のような取り寄せ&買い取りシステムでは
なくて、取り寄せに限定して在庫(嫌な表現ですが、
この会社やペットショップでは、売れ残りの子犬は
在庫と言います)を抱えるリスクを減らしているところも
多いのですが、この会社は、かなり買い取りが多い
みたいです。


ペットショップよりも伝染病に感染する危険が少なく、
厳選した買主を見つけるので安心だと謳っているので、
売れ残った子犬はどうしているのだろうと思ったら、
ビッ◆ーズに出品して売りさばいていました。
社長の氏名と「犬」と入力して検索しただけで、いくつも
ビッ◆ーズのページがヒットしました。出品回数は300が
近かったと思います。


この会社は、買った後の買主からの買い戻し請求にも
応じるというのがウリだったので、無知な人達によって、
大切な社会化の時期に放置されたり悪い癖をつけられた
買い戻しの子犬を売りさばくのに、ビッ◆ーズのオーク
ションを利用している可能性もあります。


愛情かけて育てた子犬が「1円より」として、もしかしたら
以前、起きた事件のように、虐待が目的で、安くネットで
購入しようとする猟奇的な人間に買い取られる可能性の
あるネットオークションに出されている事をブリーダー達は
知っているのでしょうか。


その通販会社は1頭も自家繁殖をしておらず、子犬の
買い付け先は素人繁殖家や売る努力(ペットショップの
ように誰彼なしに押し売りをするのではなく、犬にとって
良いお客さんがアクセスしてくれるようなサイト運営や
雑誌広告をしたりする事)をしないブリーダー達みたい
ですから、通販会社に売り渡したらそれっきりで忘れて
しまうのでしょうか。


どんなことがあっても、ブリーダーは仲介者に委ねずに
自分自身で売るべきだと思います。私は、私の繁殖犬を
自分専用の犬として買ってくれた人で、プロのトレーナー
だからと信用していた人間に、特別に子犬を3頭、格安で
販売を委ねましたが、1頭は、買主の親族間その他を
タライ回しをされてしまいました。だから、今後は、いくら
コリー飼育歴のあるプロの訓練士やトレーナーであっても
譲渡先選びを任せることはしません。


どんなに気をつけていても騙されることがありますが、
それでもブリーダーが自分自身で売る方がずっと安全
なのです。ブローカー・サイトや通販会社に渡れば、↑の
会社のように、謳い文句では愛犬家を装っていても、いざ
子犬が売れ残れば、躊躇うことなく、ビッ◆ーズに出して
売りさばく所があるのですから、ブリーダーが自分で直接、
時間をかけて売った方が子犬の安全のためになるのです。


通販会社やブローカーサイトに子犬を売り渡せば、いずれ
ビッ◆ーズ等のネットオークションに流れて、確率が低いと
しても、虐待目的の人間達や、動物実験の会社に渡って
しまうことがありますし、かなり高い確率で、最低限の躾も
できずに咬み犬にしてしまう甘っちょろい人間や、行商や
夜間営業の金儲け主義のタチの悪いペットショップに渡る
可能性があるのです。


価格を競り上げるシステムは、競走馬のような買主が
限定されている動物ではよくても、どんな人間でも入札が
可能な犬や猫のような愛玩動物では行うべきじゃないと
思います。ビッ◆ーズのようなところに出品する人間は、
愛犬家からは程遠いと思います。


犬を単なる「物」として捉えていなければ、あのような所に
数百グラムの新生児の頃より手塩にかけて育てた子犬を
委ねることなどできません。というか、子犬達が新生児の
頃から苦労して育てた経験のない人間が通販会社や
ブローカーサイトを運営しているケースが多いのです。
だから、お人形の売買をするように幼い子犬を右から左へ
移動させるだけで労せずに高利得を得るような厚かましい
ことが平気でできるのです。

リズ胎奏ちゃん生後12日



そして、そういうタイプの人間が興した商売がユニークで、
たまたま社長が美人だというだけで、さかんにマスコミに
取り上げるのですから、マスコミの人間の質の低さは
大いに問題ありです。


ニュース・キャスターたちが何気なく語る言葉の中に、
「犬は犬小屋に鎖に繋いで飼うのが当たり前」、「子犬は
ガラスケースに並んだのを選ぶのが当たり前」といった
考えが垣間見える度に、日本の世間一般の動物愛護の
意識は、まだまだ低いのだなと思い知らされ、がっかり
させられる事が多いです。


追記:今、「バンキシャ」で九州の弁護士の別荘内で、
管理人さん宅に遊びに来ていた4歳の幼児が、別荘の
敷地内に入り込んでしまい、そこで放し飼いにされていた
秋田犬とロットワイラーの2頭の大型犬に全身を咬まれて
死亡という痛ましいニュースが報じられていました。
ハリソン・フォード主演の映画、Hachiに出ているアメリカで
改良されたジャパニーズアキタと異なり、秋田犬も飼い方の
難しい攻撃性の強い犬ですが、それでもアメリカン・ピット
ブルテリアやロットワイラー程ではないのです。


こういう犬種の販売や購入に関しては、飼育者の経歴を
踏まえた許可制にすべきじゃないかと思います。
アメリカにおいても弁護士夫婦がクライアントから預かった
2頭の咬み犬(たしかアメリカンピットブル)がマンションの
隣室の女性を出会いがしらに咬み殺した事件があったと
思います。


犬に殺された人の親族は、生涯、全ての犬とその飼い主を
嫌い、恨みながら生きてゆくことになるでしょう。たった1人の
不注意の為に悲惨な犠牲者が出ると同時に、多くの犬や
愛犬家が忌み嫌われることになるのです。



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