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コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


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Category: 飼育   Tags: ---

老犬の運動の危険性

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2009年の11月生の子犬の仮予約を受付け中
http://airwoman.if.tv/puppies.html

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近頃は、自分のサイトやブログと友人のサイトやブログの
いくつかを見ただけで、パソコンを閉じることが多くなって
いるのですが、先日、コリー関係のブログをかなりたくさん
見て回ったところ、10歳前後だったか、老犬が亡くなり
死因が脳梗塞だったと出ていました。


どうして脳梗塞だと分かったのだろう、MRIのある大病院で
診てもらったのかなと思ったのですが、2年前に12歳半で
亡くなった凪の事を思い出しました。


もしかしたら凪も脳の血管が詰まったのじゃなかろうか・・・
そして、その原因は、倒れた日の午前中に行ったボールの
持来遊びが原因だったのじゃなかろうか・・・


凪は、12歳過ぎるまで、骨折と産後の子宮内膜炎の他に
病歴は無く(ケンネル・コフを移された経験はありますが)、
いたって健康そのものでした。


ラフコリーとしては珍しく、生まれつきエネルギッシュな
タイプの子で、顔面に私が思い切り蹴ったサッカーボールや
ドッジボールがあたっても全くめげずに、蹴ってくれと催促
するような子でした。


それでも11歳あたりからは、ボールを追う速度が落ちて、
積極性も失われてきたので、あまりボールで遊ばせる事を
しなくなっていたのですが、12歳と3ヶ月になった、あの日、
思いつきで、凪の好きなボール持来遊びをさせてやろうと
思って、邪魔されないように、他の犬達全てケージやバリに
入れておき、凪だけを運動場に出して、何回かボールを
持って来させました。


ゆっくりとした、速足と駆足の中間くらいの速度での持来
だったのですが、当時の凪はポテポテと歩くだけの生活を
送っていたのですから、突然の小走りでの数往復が原因で、
脳の血管が詰まったので、倒れて痙攣を起こしたのでは
ないかと思うようになりました。


ボールで遊んでやって、そのあと、畳2畳分くらいの囲いの
中に入れておき、2時間くらい外出して戻ってきた時には、
痙攣発作が起きていました。


その時は、倒れる数時間前のボール遊びとの因果関係は
気がつきませんでしたが、もしかしたら、あのボール遊びが
原因で脳梗塞を起こしたのではなかろうかと、亡くなって
2年も経った、今になって思うのです。


友人宅の老犬は痙攣発作を起こした2週間後に死亡したと
聞いていたので、凪も長くはないだろうと思ったのですが、
発作から4ヶ月ほど生きました。
痙攣発作の後あたりから痴ほう症状が出ており、その点
からしても、やはり急な運動のせいで脳の血管が詰まって
梗塞を起こしたのではなかろうかと思うのです。人間なら
多発性脳梗塞による認知症ということになるらしいです。


私の祖母2人は、脳梗塞による半身不随&痴呆症状で
90歳過ぎで亡くなっています。父方祖母は、知らぬ間に
血管が詰まったようで、少しずつ認知症が出始めて入院。
母方の祖母(継母ですが)は、旅行に出かけようとした
冬の早朝に突然倒れて入院。脳梗塞と診断されました。


犬の凪は、人間の祖母達のように片側まひにはならず、
徘徊や円運動や薬が切れた時の痙攣発作を起こしたの
ですが、たぶん、あの時のボール持来運動が引き金に
なって脳梗塞を起こしてしまったのだろうと後悔しています。


凪の大好きなボール持来遊びだし、老い先短いのだから、
やらせてあげようと、特別に時間をとってやったのですが、
それがアダとなったのでしょう。


ですから、現在、凪の娘のミリオンが12歳半なのですが、
凪ほどではないですが、ボールは好きでしたし、父母と
一緒に散歩に行くのも好きでしたが、そういう運動は一切
させていません。目や耳だけでなく心臓や血管もそれなりに
弱っているのだろうと思うからです。


数週間前に、子宮蓄膿が進行していないか診てもらう時に
心臓の異常がないかも診てもらい、異常がないと言われて
いますが、なんといっても大型犬で12歳半という高齢なの
ですから、突然、心不全を起こしても不思議はないのです。


日に何度か運動場へトイレ&日光浴に出し、ミリオンが
戻ってきたら、家の中へ入れます。こちらから働き掛けて
運動させることはしません。全て、ミリオン任せです。
そして、室内ではサークル2つを繋げたスペースに入れて
いるので、動きたければ動く、関節が痛くて動きたくない
時は動かない・・・という状態です。


凪のようなケースもありますし、私が見たブログに書かれ
ていた脳梗塞のラフコリーもそれほど長寿ではなかったので、
個体差はあると思いますが、10歳を越す高齢であれば、
人間が積極的に運動をさせない方が安全な場合も多いの
じゃないかと思います。


凪のように、気持ちの上では、喜んで動きたがっている
ように見えても、血管や心臓が気持ちについてゆけず、
軽めの運動のほんの数時間後に脳梗塞を起こしてしまう
こともありますから、老犬の運動管理は、慎重の上にも
慎重に行った方が良いと思います。


人間と同じで、低気圧の日には血圧や血流が影響を受け
ますので、関節も傷むし血管も詰まりやすいです。今日の
ように台風が近づいていて低気圧になっているような日は
特に注意が必要だろうと思います。


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