コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


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Category: 犬の本   Tags: ---

御家族用の介助犬

ラフコリー専門ブリーダー
AIRWOMAN COLLIES
http://airwoman.if.tv/

2009年の11月生の子犬の仮予約を受付け中
http://airwoman.if.tv/puppies.html

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このブログを始める前と始めた後とで少なくとも2回は、
私のサイトで御紹介した本をまた御紹介しておきます。

介助犬book

この「犬にはわかる 介助犬トレーニング」という本には
犬の心を理解するための基本が、非常に分かりやすく、
可愛いイラスト入りで書かれています。
http://item.rakuten.co.jp/book/1657457/


私が↑の本に出会ったのは、出版と同時くらいだったと
思うので、2004年くらいだと思います。読んですぐに
サイトで御紹介しましたが、何度読んでみても、非常に
素晴らしい本だと思います。


具体的な訓練方法を書いているハウツー本ではないの
ですが、犬の習性を理解し、犬を家族として、伴侶として
育てようとする人が、その心構えをする為の、方向性を
見定める為の指針となってくれる本ではないかと思います。


この本の著者である矢澤知枝さんの略歴は、↓にも
書かれていますが、過去にTV番組「情熱大陸」でも
紹介されたことがあるそうです(残念ながら、私は見ては
いません)。
http://www.jili.or.jp/kuraho/2006/inochi/web07/i_web07.html


矢澤知枝さんは、日本で最初に輸入の介助犬を手に
した身体障害者の方の介護ヘルパーをなさっていた
介護福祉士さんであり、犬の訓練士でもトレーナーでも
ありませんでした。ところが↑の略歴のような経緯があり
ボランティアで介助犬のトレーナーをなさっています。


矢澤さんがお世話をしていた身体障害者の方の元へ
来た輸入介助犬は、アメリカの住宅事情に合わせて
訓練された犬だったので、日本の高温多湿な気候や
狭い住宅や道路、騒音や交通機関の不備その他、
諸々の要因で、また盲導犬訓練士が貸与後も盲導犬と
利用者との関係のチェックの為に訪問するのと同様の、
介助犬譲渡後のフォローがなされない状態であった為、
犬が体調を崩し、帰国することになりました。


そこで、日本の狭い家屋や道路や交通機関等の環境に
適応した国産の介助犬が必要ということになり、育成の
為の活動が加速します。


そして、国産の介助犬を育成する為に、繁殖者、パピー
時代の世話係、トレーナーその他、何人かの人たちが
関わって、国産介助犬グレーデルやシンシアが誕生する
ことになったのですが、それぞれの身体障害者の方々の
ニーズに合わせ、各動作を具体的にトレーニングしたのは、
矢澤知枝さんです。

(注)犬の訓練畑出身ではない人が介助犬第1号を
訓練したのは驚きですが、この本の「おわりに」という
後書きの小学生時代のエピソードを読めば、この人が
もともと非常に傑出した訓練の才能(観察力や忍耐強さや
思考方法)のある人だったのだということが分かります。



同じような福祉犬(サービスドッグ)としては、盲導犬の
方がポピュラーですが、盲導犬が本格的な訓練を開始
するのは1歳からであり、それ以前、繁殖者の手元を
離れてから盲導犬訓練所に入所するまでの間には、
選ばれたパピーウォーカーのお宅で、普通のペットと
同じように可愛がって育てられることは、今では一般に
よく知られています。


そのようなパピーウォーカーの役割は非常に重要ですが、
パピーウォーカーが盲導犬の訓練をするわけではなく、
盲導犬になる以前の「人間が大好きな犬」になってもらう
為に、子犬に愛情を降り注ぐのが役目です。


パピーウォーカーたちは、自分たちが盲導犬の訓練を
したと言って、他人に自慢することもなければ、それを
理由に訓練教室を開いたりはしません。
パピーウォーカーには、犬を可愛がる才能はあっても、
視覚障害者の生活を知りませんし、具体的な盲導犬の
訓練の技術はないからです。


介助犬の場合も同じことで、本格的な訓練が始まった
生後10ヶ月以降において、実際に身体障害者の生活の
不自由さの細々とした部分を知った上で、オーダーメイドの
訓練をして、日本の家で共に生活できる介助犬として完成
させた矢澤知枝さんこそが国産第1号介助犬のトレーナー
なのです。


巷にあふれかえるトレーナー達の中には、身体障害者の
生活の不自由さも介護される人の気持ちも知らないくせに、
ただ介助犬育成の施設に出入りし、パピー時代の介助犬に
接していただけで、まるで介助犬の訓練を自分でしたかの
ように語り、訓練教室を開いている人たちもいます。


その人が本当に正しい訓練方法を身につけている人なら
良いのですが、そうじゃない場合、犬種により、また犬の
性質により、その人の能力や性格では訓練が不可能な
場合が多く、その人について訓練方法を習うことで、逆に
犬の精神を歪め、マイナスになってしまう場合があります。

(様々な理由をつけて訓練途中の犬をあちこち移動させて
いれば、上手く訓練ができていないという証拠です)


ですから、御紹介した本を読み、犬と共に暮らす上での、
心構えをしっかりさせてから、他の訓練本なども比較検討
しつつ読んでゆき、御自分で御愛犬の訓練をしてみて下さい。


うのお客様の中には、ラフコリーを御自分のお父様専用の
介助犬にしたいと頑張っていらっしゃる方がいます。
電車などの公共交通機関を利用する許可をもらう為には
介助犬の育成センターなどに依頼しなければならないと
思いますが、自宅の中でだけ、身体の不自由な御家族の
為に、新聞を持ってくるとか落としたリモコンを拾うなどを
行える可愛いお手伝い犬を育てることは可能だと思います。


私の1頭目のラフコリーは、ボールを持ち帰る遊びしか
教えていなかったのに、私が路上に落とした手袋を
指さし、手元に残ったもう片方を見せて「ノエルちゃん、
持ってきて」と頼んでリードを外すと、10m近く離れた
場所から、落とした方の手袋を拾って持ってきました。


飼育頭数が1~2頭の室内飼育で、御愛犬の為に
十分な訓練の為の時間を取ってやれる御家庭ならば、
御家族専用の介助犬を育てることはできると思います。


ハーディング系の犬の場合は、動く物を追うという性質に
よって投げたボールを追う為、追いついたら興味が失せる
場合が多く、遺伝的に「持ち帰る」回収作業が向いている
レトリーバー系の犬ほど持来を教えるのは簡単ではありま
せんが、ストーカー的に、飼主さんの後を追う性質がある
ラフコリーには、その点では適性があります。


毎日、犬と共に暮らすだけでも楽しいですが、頭数が少なく
十分な時間を取れるのであれば、訓練を通して、犬の心の
動きを知るのは、新しい発見になり、犬との心の繋がりも
強くなると思います。


一緒に暮らすだけなら、猫的な可愛さを知るだけですが、
一歩踏み込んで、介助犬的な上級訓練にチャレンジすると
数ヶ月から数年かかることなので大変ではありますけれど、
あ・うんの呼吸で理解しあえる関係になり、御愛犬に対して、
より一層の愛情を持てると思います。

(注)ラフコリー飼いの場合、訓練に際しては、もうひとつの
ブログである新「コリーの子犬」の9月11日「ラフコリーの
フリーズ」を御参照下さい。




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