コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


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Category: 飼育   Tags: ---

運動と代謝と吸収

ラフコリー専門ブリーダー
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2009年の初夏生の子犬の仮予約を受け付け中
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同胎の子犬たちのうち1~2頭を犬舎に残して、残りの
子犬を譲渡すると、その数ヵ月後にオーナー様たちから
体重の御報告やフードの量をどうすればよいかという
御相談があることが多いのですが、ほとんどの場合、
犬舎に残した子犬よりも譲渡先の子犬の体重の方が
多いのです。そして触らせてもらえる機会がある時には、
身体の手触りが柔らかくなっているのに気付きます。
食べさせている量が、犬舎に残した子と譲渡した子とで
変わりがない場合も、同じような結果になるのです。


これはどういうことかというと、犬舎で集団飼育している
子犬達の方が、走っている時間が多く、精神&身体的な
ストレスも多い為、栄養の消費量が多いということです。
日が昇ってから沈むまで、疲れ知らずの子犬たちだけで、
飛んだり走ったりしているので、皮下脂肪が少なく筋肉の
多い身体になるので、抱くとずっしりと重い感じがします。


犬舎でくんずほぐれつ遊んでいた子犬たちをそれぞれの
御家庭に譲渡すると柔らかい手触りの身体になるのは
皮下脂肪が増えているからです。運動量が落ちるのに
食欲は衰えませんから、どんどん太ってゆきます。


そして、太ったが故に身が重く、運動嫌いになる場合も
あります。若い活発な先住犬が居る場合は、適度に
引き締まった身体と運動好きな気質を維持できますが、
1頭飼育で、人と並んで歩く程度の運動では、子犬は
皮下脂肪を増やし続けるか、逆に、運動不足から、
食欲減退になる場合もあります。


一般の御家庭で、犬舎飼育の子犬のような筋肉質な
身体を維持するのは、おそらく無理だろうと思います。
いくらオーナーさんが頑張ってジョギングしてくれたと
しても、子犬たちだけで自由運動をさせておく場合の
ような長い時間、子犬につきあうことはできません。


生後50日頃から生後6ヶ月頃までの子犬の生活は、
食べている時と寝ている時以外は、鬼ごっこをしたり、
鳥や蝶を追いかけたり、木の枝を引っ張り合ったり、
ひっくりかえってプロレスをしていたり、何かを壊したり、
壁をかじったり、穴を掘ったり、とにかくじっとしている
ことはありません。運動場に出しているのに、やたらと
静かな場合は、何か新しいイタズラ、例えば、私が置き
忘れたティッシュ・ペーパー1セット分5箱の中身を
全部ぶちまけているといった事に精を出している時です。


そういう静かな遊びの時も、吠えながら集団で鳥を
追いかけるような騒がしい遊びの時も、子犬たちは、
けっこうな量のエネルギーを消費しているのです。
私が本気でブチ切れそうなイタズラの時ほど子犬達は
興奮して激しく動き回って、喜んでいるので、消費する
エネルギーは大きいようです。


また、一般の御家庭での1頭飼育だと、ついつい子犬に
与えるオヤツの量が多くなってしまうということもあって、
幼児期に肥満細胞を作ってしまいがちです。
コリーの場合、脂質代謝能力が低い子が多いこともあり
ラブやゴルやシェルティほど肥満の心配はないのですが、
それでも遺伝的に太りやすい体質の子もいるようです。


私は、この2ヶ月ほど、ちょっとした実験をしてみました。
年齢によるフードの区別をせずに成犬メス11頭全てに
同じ銘柄で同じ分量のフードを与えてみたのです。
13歳直前の老犬が居るので、そのメスに合う軽め、
つまりタンパク質が21%、脂質が10%の成犬用の
フードを1カップとタンパク質が20%、脂質が10%の
フードを0.8カップにしての2種ブレンドで日に2回です。
うちでは繊維分が多いせいで下痢を誘発するケースが
多い為、老犬用フードは与えません。


上記のようなフードを約2歳から約13歳までのメスに
与えて、2ヶ月くらい様子をみたところ、13歳のメスは
痩せず3歳前から9歳までのメスもほぼ現状維持、
痩せると期待をしていた卵巣癌(不妊)手術から1年が
経った肥満気味のあかりは、ほとんど1日中、子犬達と
一緒に運動場に出していたのに痩せませんでした。


また、ヒートになっていた3週間は、あまり運動場に
出さなかった3歳の福はやや痩せたかなというくらい
でしたが、ほとんどの時間を子犬達と一緒に運動場に
出していた2歳のピリカは極端に痩せました。
今は、慌てて、パピーフードをブレンドして体重増加に
努めています。


2歳から13歳までの体格が似たようなメスたちを
同じ環境下で、同じ銘柄、同じ分量のドライフードで
育てた場合に、体重に影響するのは、それぞれの
個体の運動量と代謝能力と栄養吸収の能力です。


食物を酵素によって分解して、栄養摂取できる姿に
分解するのが代謝なのだと思うのですが、栄養を
分解しても、腸の栄養吸収能力の低さなどが理由で、
それを体内に取り込む効率の悪い個体もいますし、
食品の質によっては、たとえば、同じタンパク質でも
吸収しにくい質の物があるようです。
それゆえ、代謝能力は同じでも、太りやすさに差が
出ることがあります。


11頭のメスのうち、動き回っていて若くて代謝能力の
高いピリカは痩せましたが、不妊手術のせいで、また
年齢的にも代謝能力が劣るあかりは、子犬達と一緒に
しておいても痩せませんでした。


走ったりはできずに、ゆっくりと歩いているだけで、
しかも寝ていることの多い13歳前のミリオンは、
運動量は少なくても代謝能力が衰えていて、しかも
栄養吸収能力も落ちている為、成犬用フードを多めに
食べていても、皮下脂肪や内臓脂肪として身体に
溜められることはなく、体外に排泄されているので、
体重は増えません。


ドッグフードの袋に書かれている年齢に応じた分量や
年齢別の“メンテナンス”や“シニア”や“肥満用”と
いった種類のみを気にする人がほとんどだろうと
思いますが、むしろ、犬種や家系や運動量といった
事の方が大切で、それは個体ごとに異なっています。


ですから、掲示板などで、他犬種飼育者に相談して
みてもあまり意味がないのです。運動をしっかりと
させた上で、色々なドッグフードの与え方を試してみて
御自分の犬にぴったりな年齢区分や分量をみつける
のが望ましいと思います。


季節などにも配慮しながら、1種または2種ブレンドで
適量を見つけるのが良いと思います。うちでは3種を
ブレンドすることもありますが、合う種類が見つかれば
1種でも3種でもかまわないのです。


「他の銘柄のフードを混ぜるといけない」というのは、
メーカーサイドの言い分です。
フードの銘柄によって、同じタンパク含有量であっても
栄養吸収のしやすさに違いがあり、私が試してみた
範囲では、おおむね価格が高いフードの方が吸収性は
良いと思いますが、なかには価格に見合うだけの栄養
吸収性がない銘柄もあります。
メーカーの謳い文句に騙されず、自分で見極めるのが
大切です。


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ことを願って。

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