コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


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Category: 飼育   Tags: ---

失った悲しみ

ラフコリー専門ブリーダー
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2009年の初夏生の子犬の仮予約を受け付け中
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私が、まだコリー2頭飼いだった頃にお散歩コースで
知り合ったコリー飼いの御夫婦がいます。お互い、
まさか散歩コースで、同じコリー飼いに会えるとは
思ってもみなかったので、たまに会うとよく犬談義を
しましたが、名前も詳細な住所も知りませんでした。


その御夫婦の奥さんの方から、お見かけすることが
なくなってから数ヶ月経ったある日、突然、電話が
かかってきました。当時は塾の看板をあげていたので
そこに書かれた電話番号を見たのか、子犬の広告を
地方紙に出したのをたまたま見たのかは分かりません。
その奥さんの声は、話し始めてすぐに泣き声に変わり
ました。可愛がっていたトライのコリーが急死したのです。


お子さんのない御夫婦でしたし、室内飼育で非常に
可愛がっていた様子だったので、大きな悲しみに
打ちひしがれているのは痛いほど分かりました。
それまでに、飼っていた動物を亡くした経験がない人
だったので、ペットロスになる可能性が高そうだと
思いましたので、外出の予定を取りやめて、その人が
話したいだけ話してもらいました。


私自身、数年前に情熱の全てを傾けて世話をしていた
愛馬に壮絶な死に方をされていたので、ありったけの
思いをかけて育てて長い時間を過ごしてきた愛犬を
失った辛さは十分過ぎるほど分かりました。


私は、幼い頃から、可愛がっていた何匹もの猫や犬を
見送ってきているので、どうすれば自分の心の痛みや
喪失感を癒せるかは経験的に分かっています。でも、
その人にとっては初めての心を通わせたペットであり、
子供のできない御夫婦が実の子供と見立てて育てた
一頭飼育のコリーです。犬にかけた思いのたけは、
それはそれは大きなものだったはずです。おそらく
会話が少なくなりがちな御夫婦の“かすがい”だったの
だろうと思います。


愛する生き物を失った時の悲しみは、経験を積めば
小さくなるというものではありません。ただ、自分の
心を癒すすべを身につけてくるのです。時を待つこと、
それしかないということを知るのです。


生きものにかけた愛情が強い人や責任感が強い人は、
たとえ自分に何の落ち度がなくても、生きものの天寿で
あったとしても、自分がああするべきだったとか、自分が
こうしてなかったならばと、自分自身を責めてしまいます。
そして、自責の念に苛まれ、心の空洞を埋めるすべが
見つからず、苦しみ続けます。


誰かに悲しみを吐露したい、でも吐露して返ってきた
答えが予想に反したものだった場合には、自分の
悲しみは、そんな軽いものじゃないと内心反発して
みたり、自分の悲しみは誰にも分かりはしないと
思ったりもします。
同じような辛い経験をしたことのない人に、軽々しく
同情を寄せられたり、励まされたりすれば、怒りすら
こみ上げてきます。


愛は盲目と言いますが、悲しみもまた盲目です。
ある脳生理学の学者が言っていましたが、恋愛状態に
あるカップルの脳の中では、愛するものに対しての
否定的な意見を拒絶するシステムが働くようにできて
いるそうです。対象にのめり込んでしまい、自ら理性を
抑え込むようにできているとか。ですから、非常に
聡明な人が容易に結婚詐欺にかかってしまうらしい
のです。まさしく、“愛は盲目”な状態を作るように
人間はできているのです。


恋愛と子供への愛情やペットへの愛情とは、少し質の
違うものなのかもしれませんが、のめり込んでしまった
ものを失った時の心の痛みの質は、失ったものが人間
である場合も動物である場合も同じだろうと思います。


悲しみにとらわれ過ぎると、回りも自分自身も見えなく
なってしまいます。自責の念が更に悲しみを増幅して
ゆきます。花を見ても空を見ても他所の犬を見ても
家具を見ても車を見ても、常に失ったものの姿をそこに
見てしまいます。


悲しみは、故意に消そうとしてもいけないし、長い期間、
引きずりっぱなしでもいけないと思います。悲しみは
エネルギーを消耗して、身体を蝕みます。
できることなら、そのエネルギーを他の生き物に向けて
欲しいと思います。同じ種類の動物を飼うのが辛いと
思うなら、猫でも鳥でもよいのです。


話すとか書くとかして、ある程度、悲しみを放出して、
時が過ぎるのをそっと待ち、折にふれ思い出して反芻し、
そして、楽しい思い出だけを記憶しておいてあげれば、
失ったものは永遠に自分の心の中で生き続けます。
それが、本当の供養なのだろうと思います。


三回忌とか七回忌というのは、亡くなったものの為に
あるというよりも、実は、残されたものの為にあるのでは
ないかと私は思います。
愛するものを失った悲しみや喪失感と徐々に訣別し、
共に過ごせたことへの感謝へと心を切り替えてゆく為の
節目なのだと思います。


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「迷子のコリー」「迷子 コリー」「迷い犬 コリー」
これらの言葉を書き続けることで、上位にヒットする
ことを願って。

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