コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


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Category: 飼育   Tags: ---

グレイコリー・シンドローム

■コリーの子犬、生まれています■
http://airwoman.if.tv/08pups.html

ラフコリー専門ブリーダー
AIRWOMAN COLLIES
http://airwoman.if.tv/

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今日は、非常に重いテーマです。
私は、常々「うちの○○ちゃんの子供が欲しい」という
動機だけで、1回こっきりの繁殖に臨む人や単純に
お小遣いを稼ぐためだけが目的の素人繁殖を批判して
きました。そして、私の繁殖したメス犬は、素人繁殖に
使用しないように誓約書を書いてもらい、なおかつ強硬に
繁殖に踏み切ることの防止策として、ブリーダーの署名を
入れない血統書を渡し、不妊手術の後で、署名を入れる
という方法をとってきました。


そのことで、単にライバルを減らそうというのが目的なの
だろうという風な憶測を2CHで書いていた人間もいますが、
確かに、こうも需要が少なく、そのくせ素人繁殖が多いの
ですから、繁殖する人間は少ない方が助かりますけれど、
それだけが理由ではありません。


コリーに特有の遺伝病に無知なまま素人繁殖に臨むと
どういうことになるのか、それを危惧するからです。


最近、続けざまにグレイコリーに関する話を聞いたので、
ここで詳しく書いておこうと思います。
素人繁殖家や犬種に関する知識の乏しいブリーダーの
場合、劣性遺伝子を2本ペアで持ち、グレイコリー・シンド
ロームを発症している個体を色がちょっと変わっている
トライやブルーマールだと思い込んで、一般の愛犬家に
譲渡する恐れがあります。


アメリカの犬舎のサイトで掲載していたグレイコリーの
画像を貼って、説明をしておこうと思います。日本の
サイトや書籍で、ラフコリーのグレイ・コリーの画像が
これほど豊富に、しかも明瞭に載っているものは、1つも
ありません。


まず、アメリカの2つの犬舎に掲載されていた画像の1つ
ですが、この中に2頭のグレイコリーが混じっているのが、
おわかりになるでしょうか?

graycolliesTri&BMcircled


右から2頭目の非常に薄い色のブルーマールと右から
3番目の小さいチャコールグレーの子がグレイコリー
なのです。JCC出版の「コリーとシェルティ」にも廃版に
なった愛犬の友、犬種別シリーズの「コリー」にも
JCC会員でコリーのブリーダーである女性獣医師さんの
サイトでもグレイコリーには3種類あることは書かれて
いません。

http://homepage3.nifty.com/DEAR-MOSES/DearMoses/note6.html


また、愛犬の友、犬種別シリーズの「コリー」においても
女性獣医さんのサイトにおいても“トライ同士の交配で
生まれる”と書かれていましたが、実際にはセーブルと
トライの組合わせでもトライとブルーマールの組合せでも、
更にヘテロセーブル同士の組合せでも生まれます。
ヘテロセーブルとブルーマールという特殊な組合せでも
生まれます。
そして、女性獣医さんのサイトには“近親繁殖によって
生まれる”と書かれていますが、ほとんどアウトクロスと
言えるような遠い血の組合せでも生まれます。


多くのグレイコリーは死産で生まれたり、生後間もなく
亡くなったりしますし、アメリカのデータでは感染症等の
重い病気を繰り返しながら生きながらえても2歳くらい
までだそうです。抵抗力がない為、あらゆる感染症を
拾ってしまう可能性があるので、同胎の子犬を危険に
さらすことにもなりますので、可愛そうでも安楽死を
させた方が良い犬です。


ですが、何も知らずに繁殖者が育ててしまい、症状が
現れる前に譲渡され、かなりの大きさまで育っていた
グレイコリーを見たことがある人が、友人の知人に
居ます。
また、うちに子犬を申し込んできた人と話していて、
その人が、昔、素人繁殖をして生まれた子犬の中の
1頭、死んで生まれたのが、グレイコリーであったと
聞きました。


素人さんですから、普通なら気付かず終わるはずですが、
交配をしてもらった種牡の持主が、何頭もコリーを輸入
したことのあるベテランブリーダー(現在はコリーの繁殖は
止めて、シェルティだけのようです)だったので、おそらく、
そのブリーダーに教えてもらったのでしょう。


私は、2回、グレイコリーを取り上げたことがあります。
2回とも生んだのは、CANーCHの娘のターシャです。
↑のような、トライにグレイコリーの遺伝子が乗った
チャコールグレイではなく、もっと薄い、美しい銀色で、
派手なフルカラーの丸々と育った子犬たちでした。
でも、取り上げた時、グレイコリーだと認識できたので、
あまりのショックで撮影する気にもなれませんでした。


グレイコリーシンドロームの遺伝形態は、劣性遺伝
ですから、必然的に相手の牡もグレイコリーの遺伝子を
持つキャリアーだということになります。


キャリアーである犬自身は、健康上は、全く問題のない
健康体です。ただ、キャリアー同士を交配した場合には
致死の病であるグレイコリー・シンドロームの子犬達が
生まれる可能性があるのです。


うちの譲渡犬は全て、繁殖しない人に渡しているので、
約束を破って、余所の犬舎でキャリアーである子犬を
買ってきて自家繁殖したりしない限りは、グレイコリーが
誕生し、間違ってペットとして売られることはありません。


ターシャが最初にグレイコリーを産んだ時の交配相手の
AM-CHは、内産台牝と在米犬FANTASY’S BRONZE
 TALISMANとの持込胎として日本で生まれ、成長後、
渡米してAM-CHタイトルを完成したセーブルでしたが、
初回の繁殖では、コナンたち5頭のトライとセーブルの
子犬のうち、1頭もグレイコリーは生まれませんでした。


でも、翌年だったか、コナンたちが産まれた時と同じ
父母犬の組合せで繁殖した際に、ヘテロセーブルに
グレイコリーの遺伝子が乗ったタイプのグレイコリーが
生まれたのです。
グレイに軽くベージュが混じったような、ワイマラナーの
ような美しい色のグレイ・コリーを3頭産みましたので、
胃がきりきりと痛むような思いで、淘汰しました。


同じ父母による組合せで、1回目にはなんともなく、
2回目に異常のある子犬が出たのですから、たった
1回こっきりの繁殖で、先天的異常のある子犬が1頭も
生まれなかったから、自分の所は大丈夫だと思うのは
間違っています。同じ組合せを反復してみなければ
生まれてこないことだってあるのです。


その後、ターシャには2頭の種牡を交配しましたが、
あかりたちが産まれた胎では、グレイコリーは1頭も
居ませんでしたので、交配相手のピュアセーブルの
AM-CHは、グレイコリーのキャリアーではないかも
しれませんが、子犬が3頭しか生まれなかったので、
本当のところは、判断できません。遺伝子検査を
するしか見極める方法は無いでしょうが、既に繁殖を
引退をしているので、調べるとしたら、子孫の方です。


もし、グレイコリー・シンドロームの遺伝子が、トライの
遺伝子に付随して伝わる性質ならば、ヘテロセーブル
(トライに対してセーブルは優勢なので、セーブル1本、
トライ1本の遺伝子のペアであるヘテロセーブルは
トライ遺伝子を持っています)とトライとブルーマール
(トライに希釈因子が入ればブルーマールなので、
トライ遺伝子を持っています)には、グレイコリーの
遺伝子が乗っかることができても、2本ともセーブルの
遺伝子であるピュア(=ホモ)セーブルには、グレイ
コリーの遺伝子は乗っかることができないということに
なります。


その意味では、女性獣医さんのサイトや愛犬の友、
犬種別シリーズの「コリー」に出ていた“トライ同士の
交配で生まれます”というのもある程度は真実と
なります。
↑の記述をもっと正確に表現するとすれば、“トライの
遺伝子を保有している犬同士の交配で(グレイコリーは)
生まれます”でしょう。
それなら、ヘテロセーブルのターシャと初回交配相手の
AM-CHとの組合せのようなヘテロセーブル同士の
交配で、グレイコリーが生まれたのも納得がゆきます。


が、それは、仮説の域を出ませんので、ピュアセーブル
=“グレイコリー遺伝子ゼロ”とは言い切れません。
もし言い切れるのならば、ピュアセーブルを使えば、
どんな犬相手に交配しても、ノーマル(グレイコリーの
遺伝子ゼロの正常タイプ)かキャリアー(グレイコリーの
遺伝子1本)しか生まれないので、アフェクティッド
(グレイコリーの遺伝子2本、グレイコリー・シンドローム
発症犬、平たく言えばグレイコリー)は出現しないという
ことになり、非常にありがたいのですが。



ターシャの3番目の交配相手になったオスは、現在、
うちに居るブランディですが、来舎する前に関東の
犬舎に居た時に交配してもらった時には、2回とも
普通のセーブルの子犬しか産まれませんでした。


でも、ブランディを購入し、自家繁殖をしてみた時には
死産でしたが、1頭だけグレイコリーが生まれたので、
ブランディは、ターシャ同様、グレイコリーのキャリアー
であると言えます。


現在、ブランディの同胎のAM-CHのオスも同胎の
JKC-CHのメスも他所の犬舎で繁殖に使われて
いますので、その犬達が、対になった遺伝子の2本
ともが“グレイコリーの遺伝子ゼロ”のノーマルタイプで
あると遺伝子検査において確定していないのであれば、
交配相手の方がノーマルでない限りは、両親犬の
持っているグレイコリーの劣性遺伝子を1本ずつもらって、
グレイコリーが産まれる可能性はあるのだと思った方が
良いです。


ブランディの父は、一度来日したFANTASY繁殖の
牝をアメリカに送り、アメリカで全犬種で最も多く子孫に
CHを出したトップサイアー、FANTASY’S BRONZE
TALISMANに交配し、日本に戻ってから生まれた
持込胎の犬で、成長後、渡米し、父のTALISMANと
同じように、トップサイアー(CH作出数トップの種牡)に
なった犬です。


ブランディの母犬は、FANTASY繁殖の外産犬です。
ブランディの祖先はコリー史に残るような名犬だらけ
ですが、その名犬達の中にキャリアーが居るから、
ブランディがキャリアーになったのです。突然変異的に
ブランディの中にグレイコリー遺伝子が現れたわけでは
ありません。グレイコリーの遺伝子は、どの名犬から
伝わったのでしょう。


カナダの有名犬舎NATIONVIEW繁殖犬を父に持ち
AM-CH FANTASY’S ENDLESS LEGENDの
娘を母に持つターシャのグレイコリー・シンドロームの
遺伝子は、いったい何処から来たのでしょう。ターシャの
祖先も有名なAM-CHやCANーCHだらけです。


このグレイコリー・シンドロームの遺伝子が、いったい
どこから来たのか、色々と調べてみたところ、有名な
アメリカのTARTANSIDE犬舎のAPPARENTLYと
いう名犬の子供でグレイコリーが産まれていることは
分かりました。おそらく、この犬がキャリアーだったの
でしょう。


ターシャの母方曾祖父犬であるCOUNTRYVIEW 
MOTION PICTUREという関西の犬舎に輸入された
AM-CHが、TARTANSIDE APPARENTLYの
息子です。グループ内だけでなく、外がけ交配にも
頻繁に使われたので、もし、このCOUNTRYVIEW
MOTION PICTUREがキャリアーだったとすれば、
グレイコリーの遺伝子が、美しい容貌とともに日本に
広まった可能性があります。


そして、ブランディの祖先を何代も辿ってゆくと、祖先に
TARTANSIDE APPARENTLYが入っている
AM-CH COUNTRYVIEW CAMOUFLAGEという
名犬が出てきます。


TARTANSIDE APPARENTLYは、ターシャが初めて
グレイコリーを産んだときの交配相手のAM-CHの
母方曾祖父です。


そして、ターシャの父方祖父犬であり、アメリカの
トップブリーダーFANTASY犬舎の基礎台牝にも
その血が入っているのが、カナダのトップブリーダー
ALFENLOCH犬舎繁殖の名犬AM&CANーCH
ALFENLOCH MASTERPIECEなのですが、
この犬は、TARTANSIDE PRESENTATIONの
ダブル孫です。


TARTANSIDE PRESENTATIONの父母犬は、
グレイコリーのキャリアーである可能性が極めて高い
TARTANSIDE APPARENTLYの父母犬と同じです。


ですから、ブランディに入っているグレイ・コリーの
遺伝子は、TARTANSIDE PRESENTATIONの
血を受け継いでいる FANTASY’S BRONZE 
TALISMANを経由して入り込んだものである可能性も、
捨て切れないのです。TALISMANが遺伝子検査をし
グレイコリーの遺伝子がないことが証明できていれば
話は別ですが。


ここ数年、日本に入った外産コリーで、TALISMANの
血をひかないものは居ませんし、過去に輸入された
AM-CHでも、TARTANSIDE APPARENTLYと
TARTANSIDE PRESENTATIONの2頭の血が
全く入らないものを探しだすのは不可能でしょう。


ということは、先祖にAM-CHの血が入っていれば、
グレイコリーが産まれる可能性は、遺伝子検査でも
していない限りは、完全否定はできません。過去に
AM-CHの血が入らないコリーを探すのは、非常に
難しいです。どの犬でも4代祖や5代祖には、必ず
AM-CHが入っていると思います。


外産だけでなく、日本でも古くから、グレイコリーに
関する記述はあるわけですから、代々、内産犬だけで
繁殖してきたコリーだから大丈夫とは言えません。
友人の知人が見たという、かなり大きく育ってしまった
グレイコリーは、全くの内産コリーかもしれません。


うちへ子犬の問い合わせてきた人が素人繁殖をして
生まれたグレイコリーの母犬は、外産を使っているか
どうか分からない、というか、現在は、繁殖業者風に
なっているハ○○ナ○○という犬舎の繁殖犬でした。


となれば、内産外産に関係なく、グレイコリー遺伝子を
持ったまま繁殖に使われているコリーは、かなりの数
居るわけですから、どこの犬舎で生まれても、おかしく
ないのです。


生まれたら、決して余所には売ってはいけないグレイ
コリーですが、見た目は、非常に派手で美しい場合が
多いので、ブリーダーが、何も知らずに育ててしまって
一般家庭にペットとして譲渡する可能性があるので、
それだけは、なんとしても阻止しなければなりません。
コリー専門のブリーダーであると名乗る以上は、悪気は
無かった、知らなかったでは済みません。素人繁殖や
生体卸の繁殖業者による繁殖では、何も知らずに
グレイコリーをペットとして売ってしまう可能性は、
非常に高いのです。


参考サイトを載せておきますので、私が書き込んだ犬の
名前が血統書に載っていれば、見ておいた方が良いです。
グレイコリーの特徴は、成長しても鼻先が黒くならないこと
(セーブルタイプのグレイコリーのみ、育つと茶色になる
場合があるそうですが、決して黒くはならないそうです)と
頬にタン(茶)の色が全くないことです。


不幸にしてグレイコリーが産まれてしまったら、苦しみ
ながら生きることになるわけですし、同胎の子犬たちを
感染症の危険に晒す可能性があるので、安楽死を
させねばならない、そして、将来、繁殖に使うことが
分かりきっているブリーダーに犬を売る際には、グレイ
コリーの遺伝子キャリアーであるかないかを調べた上で、
キャリアーであると分かった場合は、納得してもらった
上で、譲渡するべきだろうと思います。


日本では、↓のサイトで、グレイコリーシンドロームの
遺伝子検査が可能です。

http://www.bioslab.co.jp/research/8/index.html



アメリカでも、かなりの確率でグレイコリーの遺伝子を
保有している犬が居る可能性があるからだろうと
思いますが、コリーの健全性を追求しているサイトが
あります。

http://www.colliehealth.org/healthtopics.html



健全性というのを単に骨格と歩様のみに限定して
捉えているショー・ブリーダーが、コリーの世界には
多過ぎますが、本当は、内臓や皮膚や免疫力の
健全性も含めての健全性でなければならず、
自分自身には何の症状もない健康体であっても、
子孫に遺伝子を伝えてしまうキャリアーに関しても、
厳選してゆかねばならないところです。


でも、グレイコリーに関しては、経験上、キャリアー
同士の繁殖においても理論的出現率25%よりも
かなり低いアフェクティッドの出現率だと思いますが、
全体の半分以上をアフェクティッド&キャリアーとで
占めていると思われる現状である犬種においては、
ノーマル(グレイコリーの遺伝子無し)同士やノーマル
×キャリアー(グレイコリーの劣性遺伝子1本持ち)
のみでの繁殖は不可能に近いので、アフェクティッド
(グレイコリーの劣性遺伝子2本持ち)が産まれるのを
承知でキャリアー同士の繁殖をし、生まれた子犬の
中から2本の遺伝子が正常であるノーマルタイプを
選び、手元に残してゆく努力をしなければなりません。


大人になるまで生きてゆけないのがグレイコリーなので
他の遺伝病のようにアフェクティッドが繁殖に使われる
可能性はゼロに近く、外観からアフェクティッドを見極め
淘汰することが可能なので、その点では、安心できる
遺伝病です。


ですので、素人繁殖を予防し、知識と良識のある
ブリーダーのみがノーマル(グレイコリー遺伝子ゼロ)×
キャリアー(グレイコリー遺伝子1本)やキャリアー×
キャリアーで生まれたものの中から、スタンダードに
少しでも近づけるものを残してゆくような繁殖をする
努力が必要です。


容貌のみを重視すれば、ショードッグとしては優れて
いても、虚弱な子孫のみを残すようになりますし、
健全性のみを重視すれば、外観的にはコリーかどうか
分からないまでに犬質低下してしまう可能性もあります。
ノーマルタイプ(グレイコリー遺伝子ゼロ)の犬たちの
容貌が、著しくスタンダード(犬種標準)からかけ離れ、
醜いという可能性も大いにあるのです。


頭数が少なく、遺伝的疾患の遺伝子が蔓延している
恐れのあるラフコリーの場合は、グレイコリー・シンド
ローム、MDR1遺伝子欠損などが、キャリアー同士の
繁殖もやむを得ないと言える遺伝的疾患にあたると
言えるでしょう。


本来、こういうことは、単一犬種団体であるJCCが
会報などで広く会員に知らしめるべきことなのですが、
100年待っても無理っぽいので、JCCを脱会している
私が書きました。



アメリカでグレイコリーについて記述しているショー
ブリーダーのサイト。

http://www.pennylanecollies.net/GrayCollieSyndrome.html


↓の一番下に載っている耳の垂れた可愛い子犬は、
イギリス系の白っぽいゴールデンレトリバーでは
ありません。セーブルマールにグレイコリー遺伝子が
載ったタイプです。ホワイトコリーに関しては分かりま
せんが、セーブルマールまで入れると、グレイコリーは
4タイプがあるということになります。


ちなみに厳密に言うと、セーブルマールにもトライの
遺伝子を持つヘテロセーブルにマール因子が乗った
タイプとピュアセーブルにマール因子が乗ったタイプの
セーブルマールがあるようです。もう何が何だかという
くらいにヤヤコシイです。

http://www.bitoheavencollies.com/GrayCollie.html


↑のサイトにブルーマールにグレイコリーの遺伝子が
乗ったタイプが出ていますが(画像を↓に借用)、この
タイプが一番、見極めが難しいかと思います。きっと
素人繁殖家なら、白色が多くてきれいと思ってしまう
でしょう。
この犬は、研究材料として、大学で大切に飼われて
いるようですが、普通の犬舎で複数頭の治療費を
出すとなると空恐ろしい額になりますので、現実問題
としては不可能です。


グレイコリーは、口蓋裂と同様に、一胎中に何頭も
生まれる可能性もあるので、生まれ落ちると同時に
淘汰してゆかねば、犬舎を維持することも、大多数を
占めるキャリアーの中からクリアーを選別して残して
ゆくことも難しくなるでしょう。


graycollieBM


graycollieBM2



(注)グレイコリーの劣性遺伝については、人間の
血液型のA型にあたるのが、グレイコリー遺伝子が
ないノーマル型、人間の血液のO型にあたるのが
グレイコリー遺伝子だと思って下さい。
A型に対してO型は劣性(遺伝における劣性とは
性質が表出しにくいという意味です)なので、ペアに
なっている遺伝子が、AOでもAAでも現れる性質は
A型になり、Oが2つ対のOOになって初めて、O型の
血液の性質が表出するのと同じ仕組みです。
子犬がグレイコリーとして誕生するのは、ペアの
遺伝子が、人間の血液型のO型のような劣性遺伝子
2本対になった時のみです。



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