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コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


08
Category: 飼育   Tags: ---

12月7日ジョイ死亡13歳6ヵ月

ラフコリー専門ブリーダー
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今から約4時間前の12月7日の23:13にジョイがこの世を去りました。
13歳と6ヵ月と11日でした。昨年の9月2日の子宮蓄膿症の緊急手術中に
敗血症ショックを起こして死ぬところだったのによく持ち直して1年3ヵ月も
頑張りました。これで同胎のジャスミン、ジュリア、ジョイのブルーマール
3J姉妹すべて見送ったことになります。そして今日12月8日はジョイの
子供で同胎のタケルと雅の誕生日です。

私は馬術からコリーの世界に転向してきた人間で、馬術にのめり込んでいた
時期に必要に迫られて個人輸入を始めました。そしてコリーを飼い始めてから
アメリカの訓練所が販売していたドイツの英訳本にアジリティの専門書が
あったので他の訓練本と一緒にすぐに取り寄せました。

NETが無い時代ですから、エアメイルで注文し、待つこと1ヵ月くらいだったか、
本が届いた時にはワクワクして開きました。その本の中にヨーロッパのアジリティ
競技会で障碍を跳び越すオスのセーブルのコリーの画像が1枚だけ載っていたので
すごくうれしかったです。
当時、ムツゴロウさんがTVの中で少しだけアジリティの紹介をしたくらいで
どこの訓練所もアジリティには取り組んでいませんでした。
アジリティは馬術のジャンプ競技を参考に作ったものですから、馬術競技の
ミニチュア版のようで、競技する犬達がとても可愛く思えました。

コリーを学ぶ上でドッグショーは避けて通れないと思っていたのでドッグショーの
ことを勉強し、JCCとJKCのショーに出陳しましたし、プロハンドラーに預けたりも
しましたが、自分がコリーを手に入れた時からうっすらとコリーでアジリティが
できればいいなぁと思っていました。でも、そういう設備は当時、どこにもありません
でした。設備と指導者がいなければできない競技ですから、NETが普及してきて
Youtube動画で欧米のアジリティ競技を楽しむくらいでした。

それが、3J姉妹のジャスミンが生んだレオンが岩手のレオンママさんのおかげで
アジリティドッグとしてデビューしました。
新屋訓練士という優れた指導者と設備とオーナーさんのヤル気という3拍子が
揃って、レオンとレオンママさんが私の願いをかなえてくれました。そのあと
ジョイと太郎の間に生まれたハナンがレオンママさん宅に行き、見事なアスリート犬
として成長し、アジリティだけでなくフリスビー競技でも活躍し、ボーダーコリー飼いの
人たちから「本当にコリー?」と言われるほどの怪獣ぶりを発揮しました。ハナンは
メスのコリーで日本初のアジリティドッグです。私は、うちの基礎台メスで御飯よりも
持来遊びが好きだった凪の再来だと思いました。
凪は超勝気なイケイケタイプでボーダーもどきと言われていましたが、ハナンの
父の太郎は凪の曾孫ですし、太郎はうちで一番肝が据わった強気のオスで
頭がよいのです。ハナンの母のジョイにはそういう勝気な面は無いので、ハナンの
気性は父方の血のせいだと思います。

私はいつかアスリートドッグが出るようにという願いから赤ちゃんの飼育場所には
色々な遊具を備え付けましたが、ハナンはいつも3段くらいに積んだ木製ブロックの
てっぺんに乗っていました。三つ子の魂百までで赤ちゃんの時から飛んだり跳ねたりが
好きだったんです。

3J姉妹のうち今年の6月に急死したジュリアの子供は、じぇじぇしか犬舎に
残していないのですが、じぇじぇとうちのオス達の中で1番地味だけれど穏やかで
利口なトトロの間に生まれたキースがPDで嘱託警察犬を目指してオーナーさんと
頑張っています。

あまり熱心にショードッグの育成に努めたわけじゃないのですが、カナダCHの
ヒューイや輸入犬同士の間に生まれたレックス、ブランディ、リズを購入したせいで
けっこう端正な子達が生まれました。気楽なペット暮らしをしていますが、普通の
ショードッグよりもきれいな顔をしている子も多いです。むしろうちに残した子達の方が
不細工ですね。現在、うちに居る子ではジョイ、レモン、雅、タケル、アランや10月に
急死したデラあたりは端正な顔をしています。じぇじぇやトトロは可愛い顔です。
メイやマグナや真は器量はイマイチですが、雅やアランと同じく体形が美しいです。
どの子にも何か取り柄はあるものです。

●↓の画像は7日のお昼過ぎ、虫の息状態のジョイと留守番担当のメイです。
私は遺体の画像は自分だけが見ることにしているので公開はしません。
ジョイが生きているうちに短い動画も撮りました。息をしているだけですが、
撮っておきました。

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●赤い帽子の子がジョイ、青い帽子の子がレオンの母のジャスミン。
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●若い頃、少しだけドッグショーに出しました。
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●この子犬達の中にタケルと雅が居ます。
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愛馬に死なれ、コリーに転向した時に思い描いていた夢(あまり好きな言葉じゃ
ないのですが)を3J姉妹の子孫や凪の子孫がかなえてくれました。ジョイの生んだ
恵ちゃんは9歳でアジリティ競技に出たりフライボール競技に出たりしていますし
凪の直系の春ちゃんは12歳でドッグダンスができます。ジョイの孫のチャリオッツや
ジュリアの孫のパルも訓練競技に出始めましたし、他の子たちも頑張ってくれて
いますから、繁殖できなくて赤ちゃんを育てる楽しみは無くなりましたが、繁殖犬達が
頑張ってくれてるからそれで充分です。競技に出なくても可愛がられて幸せな一生を
送ることが一番大切ですが、犬達と競技を楽しめるようになると愛情が深まるのです。
人馬一体ということはアジリティなどのドッグスポーツにおいても言えることです。
馬の場合は人馬転して馬の下敷きになれば命を落とします。だから、真剣に競技に
臨む騎手と人のコンビはともに過ごす時間が犬よりも短くても強烈な絆が生まれます。

犬と共にドッグスポーツを真剣に学ぼうとすると馬術競技と同じように喜びだけでなく
挫折感や焦燥感を味わうことになり、それでも諦めず共に精進することで固い絆が
犬との間に生まれます。その喜びは家庭犬として可愛がることの数倍です。だから
オーナーさんにもそれを体験して欲しいと思います。犬の寿命は短いです。強い
絆を結べる時間も短いのです。

レオン君
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今は亡きハナンちゃん
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若い頃の春ちゃん
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JKCの会報に2度も載った恵ちゃん
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先日老衰で相次いで亡くなった朝日君と楓君も若い頃にはドッグスポーツの
競技会に出ました。

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●メイの息子の文大君は競技会には出ていませんが、アジリティの国際試合に
出ている訓練士さん達に指導して頂いています。暫く再生してなかったので
Youtubeの特徴で、映像が荒くなっています。





うちのメイは非常に利口で特別に身体能力が高いから、もしオーナーさんに
恵まれていたら、きっとハナンのような良いアスリートドッグになっただろうと
思います。犬の能力を開花させるのはオーナーさんの熱意ですね。

御注文頂いて制作した馬蹄形柄のシェルティ生地を使ったバルーントートの
画像を載せておきます。もうひとつアジリティをするシェルティ柄のポーチの
画像も載せておきます。こちらも御注文品で、御注文者様は御愛犬のセーブルの
シェルティと共にアジリティ競技を頑張っていらっしゃいます。

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●大手ハンドメイドサイトの中の私の作品のページです。
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◆犬のプロ達も読んでいるブログメディア Dog Actuallyに寄稿しているサイエンス・
ライターの尾形聡子さんが書いた2014年1月発行の本です。犬の毛色に関係する
遺伝子座を10シリーズに分け、それぞれについて難解な遺伝について分かりやすく
解説してくれています。マール(ダップル)やハルクインの繁殖をするブリーダーは
是非とも読んでおきたい本ですが、体色を決定する遺伝子が病気と関連する場合も
多々あり、その病気のせいで訓練が上手くゆかない場合もありますので、訓練の
専門家や愛犬家にとっても価値のある本です。
よくわかる 犬の遺伝学: 健全性から毛色まで、知って役立つ遺伝の法則
◆著名な心理学者スタンレー・コレンが書いた本です。多くの愛犬家達が抱く、
犬の精神面と社会生活を送る上で生じた疑問、例えば、犬は嫉妬をするか、
犬は鬱病になるか、犬が人間の傷口を舐めると傷は早く治るのか、なぜ狼爪が
あるのか・・・などの71の疑問に答えてくれています。
犬と人の生物学: 夢・うつ病・音楽・超能力
◆初心者が子犬に教える時におかしやすいミスなども書かれてあり、なかなか
読みごたえのある本だと思います。私は、このシリーズは全て持っていますが、
プロのトレーナーさんにも役に立つ本として販売されています。
ドッグ・トレーナーに必要な「子犬レッスン」テクニック: 子犬の気質を読みながら、犬の語学と社会化を適切に学ばせる (犬の行動シミュレーションガイド) (犬の行動シミュレーション・ガイド)
◆↓の本には画像入りで犬達のボディランゲージがたくさん載っています。なにも
ドッグトレーナーにならなくても、防衛のために役に立つ本だと思います。私は
このシリーズの4冊全て、購入済みです。サブタイトルには、「犬の話す言葉
(ボディ・ランゲージ)が、ひと目でわかるようになる!」と出ていますが、
フリーになった時の犬の動作や行動を見る機会が乏しい人にはお奨めの本です。
ドッグ・トレーナーに必要な「深読み・先読み」テクニック: 犬の行動シミュレーション・ガイド
◆犬の病気に関する本を御紹介しておきます。私は1996年の初版本を持って
いるので、買ってから19年も経っています。表紙は破れ紙も焼けているの
ですが、手放せません。新しい情報がNETでいくらでも手に入る今でも、
これだけは手放せません。それくらい犬の専門家であるブリーダーの私が
頼りにしている本です。
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動物病院でもこの本を置いているところは多いそうです。たぶん、飼主さんに
説明をするのにとても便利だからだと思います。イラストの方が、病巣がどんな
風になっているのか、周辺の臓器との関係はどうなのかというのを説明する際、
エコーやレントゲン写真よりも分かりやすいからだろうと思います。
イラストでみる犬の病気 (KS農学専門書)
◆↓は、畑正憲氏の本です。ほかの誰とも違う豊かな飼育経験と深い洞察力と
細胞レベルで動物を知る(東大理学部動物学科卒)ムツゴロウさんならではの
見解が非常に勉強になり、私にとっては、ムツゴロウさんの本は全て宝物です。
ムツゴロウ先生の犬と猫の気持ちがわかる本
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★★★他のブログ2つも時々、更新しています。↓のトップページよりお入り下さい。
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迷子のコリーの詳細情報



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