コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


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Category: 繁殖   Tags: ---

コリーの子犬:揉める種オスたち

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数日前から、両手を使って、2つの哺乳瓶で同時に飲ませているので、
哺乳時間が短縮できるようになりました。子犬達も自力排泄ができるように
なりましたし、子犬の鳴き声に強く反応し、食欲が無かったレモンが昨日から
残さず御飯を食べるようになりました。今日で生後14日です。
すぐにプラケースから脱出するようになったので、昨日から、ケースをどけて
8面サークル全体を使って飼育しています。小さいトンネルを買ったのですが
まだ本当に見えてはいないので、中に入って遊ぶところまでは行っていません。

今日は入梅後にもかかわらず、良いお天気だったので、交配が楽でした。
受胎の可能性は低いのですが、これが最後と思って、神楽とタケルの交配を
しています。オス達が追いかけるメスが2頭居るので、ヒートチェックをしたの
ですが、まだ出血はありません。

種オス達はヒート出血開始の2ヶ月以上も前から反応してメスを追いかけます。
それに交配の期間中は、普段は仲良しのオス達が本気の喧嘩をします。
ヒート中のメスを家の中に入れている時もです。犬舎全体にヒートの匂いが
漂っていて、交配に使ったオスと使われなかったオスで揉めるのです。

一番意欲的な種オスの太郎は、ヒート中は他のオスとは分けますが、今日は
おとなしいトトロが若いアランに対して本気で怒りました。アランは、1歳になった
ばかりなのですが、父の太郎譲りでヒート前後のメスに対して意欲満々なのです。
トトロやタケルは淡泊なのですが、それでも交配に使うようになると、人工受精で
あっても、ヒート中のメスが居る時には、オス同士で揉めるようになります。

未去勢のオスは出血開始の2ヶ月前からメスを追いかけるのですが、本などでは
出血中とそのあと1週間くらい注意すればよいと書いているでしょうから、事実を
知らないメスのオーナーさんは、平気でドッグラン等へ連れて行き、そのメスが
原因で他のオスが喧嘩を始めているケースも多いのじゃないでしょうか。

犬の嗅覚は特別に優れていて、その嗅覚が最も力を発揮するのは発情中のメスに
対してなんです。麻薬や犯人や野鳥の匂いを嗅ぐのは、半分は訓練によるもので
しょうけど、ヒート中のメスの匂いを嗅ぎわけるのは自分の遺伝子を後世に残す為の
生死をかけた本能です。若いメスに走るのも自分の遺伝子を残してくれる可能性が
高いからでしょうね。種オスは、交配適期の中年メスよりもまだ時期が早い若いメスを
追いかけます。犬のオスは熟女は好みじゃないんです。

種オス達は、ヒートが近いメスだけでなく出産間近のメスにもマウンティングをしようと
しますから、メスの出産が近いことは、出産を控えたメスの様子よりもオスの様子を
見ている方がよく分かります。こういうのも本には載っていないことですし、獣医さんでも
知らない人の方が多いと思います。出産間近のメスに対するオスのマウンティングも
ドッグランでの揉め事の原因になるでしょうね。

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◆犬のプロ達も読んでいるブログメディア Dog Actuallyに寄稿しているサイエンス・
ライターの尾形聡子さんが書いた2014年1月発行の本です。犬の毛色に関係する
遺伝子座を10シリーズに分け、それぞれについて難解な遺伝について分かりやすく
解説してくれています。マール(ダップル)やハルクインの繁殖をするブリーダーは
是非とも読んでおきたい本ですが、体色を決定する遺伝子が病気と関連する場合も
多々あり、その病気のせいで訓練が上手くゆかない場合もありますので、訓練の
専門家や愛犬家にとっても価値のある本です。


よくわかる 犬の遺伝学: 健全性から毛色まで、知って役立つ遺伝の法則


◆著名な心理学者スタンレー・コレンが書いた本です。多くの愛犬家達が抱く、
犬の精神面と社会生活を送る上で生じた疑問、例えば、犬は嫉妬をするか、
犬は鬱病になるか、犬が人間の傷口を舐めると傷は早く治るのか、なぜ狼爪が
あるのか・・・などの71の疑問に答えてくれています。


犬と人の生物学: 夢・うつ病・音楽・超能力


◆初心者が子犬に教える時におかしやすいミスなども書かれてあり、なかなか
読みごたえのある本だと思います。私は、このシリーズは全て持っていますが、
プロのトレーナーさんにも役に立つ本として販売されています。


ドッグ・トレーナーに必要な「子犬レッスン」テクニック: 子犬の気質を読みながら、犬の語学と社会化を適切に学ばせる (犬の行動シミュレーションガイド) (犬の行動シミュレーション・ガイド)


◆↓の本には画像入りで犬達のボディランゲージがたくさん載っています。なにも
ドッグトレーナーにならなくても、防衛のために役に立つ本だと思います。私は
このシリーズの4冊全て、購入済みです。サブタイトルには、「犬の話す言葉
(ボディ・ランゲージ)が、ひと目でわかるようになる!」と出ていますが、
フリーになった時の犬の動作や行動を見る機会が乏しい人にはお奨めの本です。


ドッグ・トレーナーに必要な「深読み・先読み」テクニック: 犬の行動シミュレーション・ガイド

◆犬の病気に関する本を御紹介しておきます。私は1996年の初版本を持って
いるので、買ってから19年も経っています。表紙は破れ紙も焼けているの
ですが、手放せません。新しい情報がNETでいくらでも手に入る今でも、
これだけは手放せません。それくらい犬の専門家であるブリーダーの私が
頼りにしている本です。


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動物病院でもこの本を置いているところは多いそうです。たぶん、飼主さんに
説明をするのにとても便利だからだと思います。イラストの方が、病巣がどんな
風になっているのか、周辺の臓器との関係はどうなのかというのを説明する際、
エコーやレントゲン写真よりも分かりやすいからだろうと思います。


イラストでみる犬の病気 (KS農学専門書)

◆↓は、畑正憲氏の本です。ほかの誰とも違う豊かな飼育経験と深い洞察力と
細胞レベルで動物を知る(東大理学部動物学科卒)ムツゴロウさんならではの
見解が非常に勉強になり、私にとっては、ムツゴロウさんの本は全て宝物です。

ムツゴロウ先生の犬と猫の気持ちがわかる本

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