コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


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Category: 飼育   Tags: ---

コリー:信用とリーダー・シップ

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先日、友人宅を訪ねたら、愛犬のトイプードル2頭が歓迎してくれたのですが、私は、
年長のコムギちゃんに数年前に1度、会って、数時間、遊び相手をしてあげたことが
ありますが、若い方のキナコちゃんとは初対面でした。

活発なトイプードルのことですから、ぴょんぴょん飛び跳ねて少しもじっとしていないの
ですが、私が椅子に座って友人と、弟のD君と3人で話し始めた時、私の傍に居た
コムギちゃんを膝に載せたのですが、すぐにスヤスヤと眠り始めました。それを見て
D君が自分が抱いた時には、そんなにおとなしく膝に乗っていたりしないと非常に
驚いていました。コムギちゃんは目を覚ましている時には、食い入る様にまん丸い目で
私を見つめていました。こちらからアイコンタクトを取ったわけじゃないのです。視線を
感じるので目を落としたら、じっと私を見上げていました。

私は24時間、犬の中で暮らしていますし、ブリーダーですから、扱う犬種が違っても
犬には、普通の人とは違うと分かるのだと思うのです。前に美容師さんが飼い始めた
ばかりだったシーズーの子犬を抱っこした時も、他の人の時とは反応が全然違うと
驚かれました。先日、美容師さんの所へ行くと、呼ばれていないのに犬の方から
ドアを開けて私の傍へ来たので、また美容師さんは驚いていました。

犬がどうして、自分から私の傍へ寄って来たり、初対面に近い状態でも私の傍だと
興奮が収まり眠り始めるかというと、すぐに、この人間は自分に危害を加えない、
信用できると思うからなんです。私の何が犬達にそう思わせるのかというと、私が
犬の習性をよく知っていて動揺しないし、愛情の押し売りをしないからでしょうね。

私は、こちらから犬に接近もしなければ、御機嫌もとらないし、懐かせようともしない、
ただ、普通にしていて、犬が傍へ来れば受け入れるという姿勢です。

これは幼い子供に対しても同じです。私はかなり長い間、小中学生を教えてきたので
慣れもありますが、犬に対するのと同じように接します。その子が何に興味を持って
いるのかを知ろうとしますが、子供に対して可愛いねと言ったりはしませんし、菓子を
与えたりもしません。でも、すぐに子供の方から色々としゃべり始めます。

子供に対してリーダーシップを取ろうとして、高圧的な態度に出ることはないですし、
自分の犬に対しては、ワガママは許しませんが、気張ってリーダーであろうとしている
わけではありません。ただ、この犬たちを守ってやれるのは自分だけだという自覚は
常に持っていますし、自分の犬達が他人や他人の犬に迷惑をかけることが無いように
気を使っています。
余所の犬に対しては、さほど親しくない人間に対するような接し方をします。礼儀正しく
接しますが、馴れ馴れしくはしません。自分がそうされるのが嫌だからです。私は犬や
猫や野生動物と同じく、すぐに他人を信用するタイプではないのです。

私は日頃からYoutube で犬の訓練動画やアジリティの競技会の動画などを検索して
いるので、北欧のトレーナー達や競技者達のレベルが非常に高いという事は知って
いましたが、北欧では、アメリカのカリスマ・トレーナーであるシーザー・ミランに対して
反発しているトレーナー達が相当に多いそうで、講演がキャンセルになったこともある
そうです。

↓のDog Actually の記事は、古い物ですが、このブログのアフィリエイト広告の
ところに数冊載せている本の著者で、猛獣の訓練経験もある、著名な犬のトレーナーの
ヴィベケ・リーセさんと、同じく猛獣の訓練経験がある動物園のキーパー兼トレーナー
であり、狼を訓練して警察犬テストに合格させたフレデリック・クリスチャンセンさんの
ことが載っています。

北欧のトレーナーさん達の訓練における考え方の方が、コリーの飼育者にとっては、
アメリカのシーザー・ミランの考え方よりもむしろ、しっくり来るのじゃないかと思います。
フレデリック・クリスチャンセンさんは、人間は決して狼の群れのリーダーにはなれないし、
トラであっても犬であっても最も大切なのは信用してもらうことであり、それはリーダー
シップとは別物だと語っています。

ヴィベケ・リーセさんもフレデリック・クリスチャンセンさんも大型の猛獣の訓練の経験は
あるそうですが、馬の調教の経験があるのかどうかは分かりません。ですが、猛獣に
対する考え方と馬に対する考え方は同じだと思いました。力づくで制することができず、
自分の方が殺されかねない立場であり、動物に信用される以外に協調してゆく手だてが
無いことが全く同じだなと思います。そういえば、昨日、11月28日は非業の死を遂げた
2頭目の愛馬パールの命日でした。
http://www.dogactually.net/blog/2009/03/1-e8e3.html

http://www.dogactually.net/blog/2009/03/2-fcd8.html


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◆犬のプロ達も読んでいるブログメディア Dog Actuallyに寄稿しているサイエンス・
ライターの尾形聡子さんが書いた2014年1月発行の本です。犬の毛色に関係する
遺伝子座を10シリーズに分け、それぞれについて難解な遺伝について分かりやすく
解説してくれています。マール(ダップル)やハルクインの繁殖をするブリーダーは
是非とも読んでおきたい本ですが、体色を決定する遺伝子が病気と関連する場合も
多々あり、その病気のせいで訓練が上手くゆかない場合もありますので、訓練の
専門家や愛犬家にとっても価値のある本です。


よくわかる 犬の遺伝学: 健全性から毛色まで、知って役立つ遺伝の法則


◆著名な心理学者スタンレー・コレンが書いた本です。多くの愛犬家達が抱く、
犬の精神面と社会生活を送る上で生じた疑問、例えば、犬は嫉妬をするか、
犬は鬱病になるか、犬が人間の傷口を舐めると傷は早く治るのか、なぜ狼爪が
あるのか・・・などの71の疑問に答えてくれています。


犬と人の生物学: 夢・うつ病・音楽・超能力


◆初心者が子犬に教える時におかしやすいミスなども書かれてあり、なかなか
読みごたえのある本だと思います。私は、このシリーズは全て持っていますが、
プロのトレーナーさんにも役に立つ本として販売されています。


ドッグ・トレーナーに必要な「子犬レッスン」テクニック: 子犬の気質を読みながら、犬の語学と社会化を適切に学ばせる (犬の行動シミュレーションガイド) (犬の行動シミュレーション・ガイド)


◆↓の本には画像入りで犬達のボディランゲージがたくさん載っています。なにも
ドッグトレーナーにならなくても、防衛のために役に立つ本だと思います。私は
このシリーズの4冊全て、購入済みです。サブタイトルには、「犬の話す言葉
(ボディ・ランゲージ)が、ひと目でわかるようになる!」と出ていますが、
フリーになった時の犬の動作や行動を見る機会が乏しい人にはお奨めの本です。


ドッグ・トレーナーに必要な「深読み・先読み」テクニック: 犬の行動シミュレーション・ガイド

◆犬の病気に関する本を御紹介しておきます。私は1996年の初版本を持って
いるので、買ってから17年も経っています。表紙は破れ紙も焼けているの
ですが、手放せません。新しい情報がNETでいくらでも手に入る今でも、
これだけは手放せません。それくらい犬の専門家であるブリーダーの私が
頼りにしている本です。


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動物病院でもこの本を置いているところは多いそうです。たぶん、飼主さんに
説明をするのにとても便利だからだと思います。イラストの方が、病巣がどんな
風になっているのか、周辺の臓器との関係はどうなのかというのを説明する際、
エコーやレントゲン写真よりも分かりやすいからだろうと思います。

今年の3月に13歳で亡くなったターシャが、たしか10歳頃に子宮蓄膿症で
大出血をした時、すぐこの本で確認しておき動物病院へ駆けつけ、即、手術に
なりました。コリーに限らず、老犬を飼っている方には持っておいて損の無い
本です。先日、ミリオンの徘徊動画が放送されたフジTVの「とくダネ」で、
言っていたのですが、日本で飼われている犬のたしか56%だか57%以上
だかが7歳以上の老犬なのだそうです。どんなに健全な子であっても、老齢に
なれば白内障など様々な老化現象が出てきます。

そういう時、傍らにこの本があれば安心だと思います。このシリーズは猫用のも
あります。私が広告を載せているムツゴロウさんの本もですが、出版されてから
これほど長い年月が経っても、出版当時のカバーで売られているのですから、
よほど評判の良い本なのだと思いますね。中古品もあるようですが、この本を
手放すのは飼犬が死んで不要になったからだろうと思います。犬がそばに居る
限りは、この本を売りに出したりはできないと思うんです。稀に見る価値ある
本です。サイズは22.5×30cm、ソフトカバーでオールイラスト入りです。


イラストでみる犬の病気 (KS農学専門書)

◆↓は、畑正憲氏の本です。ほかの誰とも違う豊かな飼育経験と深い洞察力と
細胞レベルで動物を知る(東大理学部動物学科卒)ムツゴロウさんならではの
見解が非常に勉強になり、私にとっては、ムツゴロウさんの本は全て宝物です。

ムツゴロウ先生の犬と猫の気持ちがわかる本

◆↓は写真集となっていますが、私は、写真以上にムツゴロウさんの書いている
犬や馬やその他の動物に関する記述の方が好きです。この本が発売されてすぐに
購入しました。今、読み返してみても、はは~ん、そういうことだったのか、と
新たな発見がありますね。こういう本は、永遠に廃版にならないで欲しいです。

ムツゴロウとゆかいな仲間たち―畑正憲珠玉の写真集 (9)

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