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昨日のニュースで埼玉の女性が渡航経験が無いにも関わらず、デング熱に感染したと
報じていました。日本国内で感染したのは70年ぶりらしいのですが、海外で感染して
帰国後に発症するケースは年に200件もあるらしいのです。驚きました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140827-00000003-cbn-sociデング熱の感染経路は、犬のフィラリア症の感染経路と同じです。フィラリアに感染した
犬を刺した蚊が他の犬を刺すと感染するようにデング熱を発症した人を刺した蚊が
他の人を刺せば感染するわけですから、埼玉県の発症した女性の近隣に住む人達や
職場の人達は青ざめているのじゃないかと思います。蚊ですからね、いくら防虫対策を
しても薬剤の届く範囲でなければ刺されます。デング熱はものすごく身体が痛いのだ
そうです。地球温暖化のせいで、やがては日本もマラリア感染国になるだろうと言われて
いますが、犬のバベシア症の治療薬にはマラリアの治療薬が使われる場合が多いのだ
そうです。
実は、残念なことに今月、うちで2007年11月3日に生まれたリズとブランディの息子の
トライのユー君がフロントラインを投与していたにも関わらずバベシア症になり、治療中に
急死したのです。御家族は大変なショックを受けていらっしゃいますが、私が受け取った
死亡報告の手紙を読んだ印象では、バベシア症による死亡というよりも、治療薬による
死亡の可能性があるような気がします。
日本有数のバベシア感染発生地である香川県の獣医さんなのに、香川にはバベシアは
出ていないとオーナーさんに言ったというのですから、新しい情報が入っておらず、きっと
効果の高い新しい治療薬は病院においてなかったはずです。そして、治療は全て飲み薬
ではなく注射であったとなれば、おそらく、バベシア治療の先駆的な薬で、即効性があり、
過去に副作用での死亡例もあるジミナゼン(商品名ガナゼック)の集中投与ではないかと
想像しています。
●↓の2つは香川県の獣医さんのブログです。
http://inada-vet.sblo.jp/article/77762917.htmlhttp://www.utazu-petclinic.com/prevention.htmlたとえ、ジミナゼンであっても小分けして回数を多く投与する方法であれば、副作用の
危険は少ないらしいのですが、頂いたお手紙の文面からすると点滴と合わせての注射を
数日のうちに何回も打っているようですし、注射をして帰宅してすぐに様態が急変して
死亡しています。バベシアは溶血性貧血を起こすのですから、突然死する種類の病では
ないと思うのです。私としては薬害の可能性が高いのではないかと思っています。
コリーはもともとバベシアの治療薬にも弱いと聞いていますし、アカラスの特効薬である
イベルメクチンの使用もコリーの場合には薬そのものが危険です。
●↓はコリー飼いでもある女性獣医さんのサイトの記事
http://homepage3.nifty.com/DEAR-MOSES/DearMoses/note3.htmlただ、うちのかかりつけの動物病院の院長先生が以前に話していたのですが、危険な
薬であっても低用量にして頻繁に与える方法なら大丈夫なことがあるらしいのです。
昔、忍者が行った少しずつ服毒して、毒に身体を慣らす方法と同じですね。養蜂家も
何度も刺されることで蜂毒に身体が慣れているらしいです。
でも、コリーの場合、脳関門で異物をシャットアウトする仕組みに欠陥があるMDR1
遺伝子欠損タイプの犬が全体の70%以上なので、低用量複数回投与は危険な賭け
かもしれません。
↓は2013年の9月16日に書かれた記事ですが、非常に興味深かったです。
現在においても、バベシアの完治は難しいらしいのです。
●↓は高知県の獣医さんが四国地区獣医師大会で報告した記事。
http://www.ameal-ahp.jp/2013/09/16/%E7%8A%AC%E3%83%90%E3%83%99%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%97%87%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/香川県ほどではないのですが、愛媛にも数年前にバベシア原虫を持ったマダニが
見つかり、うちの近所に譲渡したセーブルマールの女の子がバベシアで亡くなって
います。不幸なことにその家の御夫婦が子犬譲渡後に離婚して、奥さんが実家に
帰った為、世話をするのが、お爺さんや子供さんになったので、フロントラインを
止めてしまっていた可能性が高いのです。
でも、今回の男の子のように毎月、フロントラインをきちんと投与していて、散歩から
戻るとドライヤーで毛をかき分けてダニを探していても感染しているのですから、
フロントラインで予防をしていても安心はできません。フロントラインはノミには2ヶ月
もちますが、マダニには1ヶ月しかもちません。ユー君の件を考えれば、1ヶ月すら
もたないのかもしれません。
●日本獣医師会のデータです。私がコリーを飼い始めた頃にはバベシアは九州と
関西の六甲山周辺のみと言われていましたが、今や関東にまで広まっています。
そして、かつて北海道のみと言われていたエキノコックスも愛知で発見されています。
http://nichiju.lin.gr.jp/mag/06504/c3.pdf#search='%E3%83%90%E3%83%99%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%97%87+%E9%A6%99%E5%B7%9D%E7%9C%8C+%E7%99%BA%E7%94%9F'マダニは草むらの奥に居るような印象を私は持っていたのですが、ダニを専門とする
大学教授が調べたら、ダニは草むらよりも人が通る道路の傍の方が圧倒的に多かった
そうです。マダニも吸血できる相手が何処を通るのか知っているのです。
私はかなり前、香川県の高松市でバベシア症が大量に発生したことをうちの繁殖犬の
オーナーさんから聞いていたので、香川県の獣医さんならば皆さん、御存じだと思って
いたので、ユー君がバベシア症に感染したことよりも、バベシアが香川県で発生して
いたこと、しかも日本一の発生県になった年度もあるということを知らない獣医さんが
居ることの方に驚きました。
獣医師の学会に出ていないのか、NETで新しい情報を集めていないかのどちらかで
しょうね。うちが通っている動物病院の若先生はNET好きで研究好きなので、若手の
獣医師に声掛けしてしょっちゅうお勉強会をしていますし、NETで海外の獣医関係の
サイトを見ていることが多いです。
たとえ学会などの場に出るのが嫌いであっても、NETで最新情報を集めることは
簡単にできるのですから、治療方法や新薬に対する情報収集量が乏しくて、犬の身を
危険に晒す獣医さんは問題ありだと思います。一般人であってもワシントン州立大学の
サイトだけ見ていても、けっこうな知識を得られるのですから、獣医学の専門家であるの
ならば、たとえ還暦を越していたとしても、パソコンを習って情報収集すべきじゃないかと
思います。ユー君を治療した獣医さんの年齢は存じませんが。
↓は隅っこに何かを見つけて身体を突っ込んだルイ君です。成長のスピードが速くて、
自分の身体の大きさがよく分かっていないようです。1回目の混合ワクチン接種で
副作用を起こしたルイ君ですが、2回目のワクチンでは獣医さんが他社のワクチンを
取り寄せるのではなく量を減らす方法を選んだそうですが、副作用は起きなかった
ようです。



ルイ君は山口県に居るのですが、↓は山口県の獣医さんのサイトです。非常に
詳しく分かりやすく書かれています。
http://www.shiranaga.jp/main/babesia/山口県もバベシア多発地域ですので注意が必要です。フロントラインだけに
頼らず、肉眼でもマダニの確認をすることと、元気が無くなった時点で、バベシア
感染を疑ってかかることです。歯茎の色には常に気を付けていて下さい。貧血の
犬の歯茎は白っぽくなりますから。そして、運悪くバベシアに感染したら、すぐに
MDR1遺伝子欠損の検査をしてもらい、治療に安全な薬を使ってもらうように
した方が良いと思います。バベシアは完治が難しい病気なので、投薬も長期に
なると思いますから、事前に薬物に対する危険性を調べておく方が安心です。
動物の飼育で重要なのは、病気のことを知ることだけでなく、「正常である状態」を
的確に把握しておくことです。健康な犬の目の状態、耳の状態、歯茎の色、体温、
呼吸、毛艶、寝方や歩行などの行動、尿の色、便の状態などです。正常がどんな
状態なのか分かっているからこそ、異変に素早く気付くことができるのです。
病気の知識は多いのに、「犬の正常」がどんなものであるかを語れない愛犬家は
案外、多いと思います。
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◆↓の本には画像入りで犬達のボディランゲージがたくさん載っています。なにも
ドッグトレーナーにならなくても、防衛のために役に立つ本だと思います。私は
このシリーズの3冊全て、購入済みです。サブタイトルには、「犬の話す言葉
(ボディ・ランゲージ)が、ひと目でわかるようになる!」と出ていますが、
フリーになった時の犬の動作や行動を見る機会が乏しい人にはお奨めの本です。
◆犬の病気に関する本を御紹介しておきます。私は1996年の初版本を持って
いるので、買ってから17年も経っています。表紙は破れ紙も焼けているの
ですが、手放せません。新しい情報がNETでいくらでも手に入る今でも、
これだけは手放せません。それくらい犬の専門家であるブリーダーの私が
頼りにしている本です。
動物病院でもこの本を置いているところは多いそうです。たぶん、飼主さんに
説明をするのにとても便利だからだと思います。イラストの方が、病巣がどんな
風になっているのか、周辺の臓器との関係はどうなのかというのを説明する際、
エコーやレントゲン写真よりも分かりやすいからだろうと思います。
今年の3月に13歳で亡くなったターシャが、たしか10歳頃に子宮蓄膿症で
大出血をした時、すぐこの本で確認しておき動物病院へ駆けつけ、即、手術に
なりました。コリーに限らず、老犬を飼っている方には持っておいて損の無い
本です。先日、ミリオンの徘徊動画が放送されたフジTVの「とくダネ」で、
言っていたのですが、日本で飼われている犬のたしか56%だか57%以上
だかが7歳以上の老犬なのだそうです。どんなに健全な子であっても、老齢に
なれば白内障など様々な老化現象が出てきます。
そういう時、傍らにこの本があれば安心だと思います。このシリーズは猫用のも
あります。私が広告を載せているムツゴロウさんの本もですが、出版されてから
これほど長い年月が経っても、出版当時のカバーで売られているのですから、
よほど評判の良い本なのだと思いますね。中古品もあるようですが、この本を
手放すのは飼犬が死んで不要になったからだろうと思います。犬がそばに居る
限りは、この本を売りに出したりはできないと思うんです。稀に見る価値ある
本です。サイズは22.5×30cm、ソフトカバーでオールイラスト入りです。
◆↓は、英国王室犬舎サンドリンガム犬舎御用達の高品質ドッグフードです。
営業の人にもらったサンプルはすぐに使い切ってしまいました。成犬用は
チキンの方が匂いが良いです。
◆↓は当犬舎がもう10年くらいずっと使い続けているナンバーワン・オール
システムズのシャンプーです。うちは頭数が多いのでガロンサイズでないと
間に合いません。ガロンで買う方が単価が安いし、良いフードを食べさせて
いると、皮脂ですぐに毛が潤ってきますので、コンディショナーは不要で、
これだけで済むので、かなりお得です。前にペットショップのセールで得だと
思って買ったシャンプーが薄くて薄くて、ちっとも汚れを落とせず、結局、
損しました。やはり使い慣れた品質の高い物の方が良いですね。コリーの
毛はダブルコートで、しかもボリュームがあるので、非常にたくさんの
シャンプーを消費しますから、楽に汚れが落とせ価格が割安なのが一番です。
◆ナンバーワン(#1)オールシステムズのピンブラシも20年以上、使って
います。私は、手に入るピンブラシの中の最高峰の品質だと思っています。
グリップの握りやすさ、軽さが絶妙でラージサイズの27mmのピンの長さが
最も使いやすいですね。
昔、うちのサイトで輸入販売をしていたのを買って下さっていた方々に、
「あのピンブラシはどこで買えば良いのですか?」と聞かれることがありますが、
JKCのドッグショー会場か、NETで購入するしかないんです。街中のペット
ショップやホームセンターには売っていません。輸入品です。
◆↓は、畑正憲氏の本です。ほかの誰とも違う豊かな飼育経験と深い洞察力と
細胞レベルで動物を知る(東大理学部動物学科卒)ムツゴロウさんならではの
見解が非常に勉強になり、私にとっては、ムツゴロウさんの本は全て宝物です。
◆↓は写真集となっていますが、私は、写真以上にムツゴロウさんの書いている
犬や馬やその他の動物に関する記述の方が好きです。この本が発売されてすぐに
購入しました。今、読み返してみても、はは~ん、そういうことだったのか、と
新たな発見がありますね。こういう本は、永遠に廃版にならないで欲しいです。

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