コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


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Category: 飼育   Tags: ---

コリー:読書介助犬

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10月23日の記事で触れた「読書介助犬オリビア」という
本を読み終えましたが、読書前に私が想像していたような
読書介助犬を育成する手法を述べたものではありません
でした。


この「読書介助犬オリビア」は他の介助犬や盲導犬の本と
同じように、人を助ける為に訓練された犬と共に活動した
日々を記したものでした。


ただ、違っていたのは、盲導犬協会やNPOが訓練した犬を
貸与されたユーザーが書いた本ではなく、犬を自分で育てて
セラピードッグの資格を取得し、ボランティアとして愛犬と
共に頑張ってきた女性看護士さんが、貧困やDVといった
家庭環境のせいで学力が劣っていたり、身近な家族による
読書の強制のせいで読書嫌いになり成績が振るわなかった
小学校低学年の子供達を読書大好きな子供に変えてゆき
生活習慣までも変え、ほんの数ヶ月の後には、学校で
優秀な生徒として表彰されるまでに成長させてゆく様子を
描いたものでした。


楽天ブックスの評価を見ると4.75と非常に高いのですが、
その魔法のような変化については本のレビューを読んでも
分かりませんので、私が感じたままを、普通の教育関係者は
絶対に書かないような比喩を使って御説明しておきます。


http://books.rakuten.co.jp/rb/%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E4%BB%8B%E5%8A%A9%E7%8A%AC%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%93%E3%82%A2-%E4%BB%8A%E8%A5%BF%E4%B9%83%E5%AD%90-9784062851077/item/6186567/


なぜ、介助犬オリビアが子供達を魔法のように変えて
いったか、それは、オリビアが無言のうちに、子供達に
自分を恋し、慕わせたからなのです。
まるで、現代と違って品と知性があった昭和の時代の
銀座の高級ホステスや幼少時から教養を叩き込まれた
江戸時代の花魁といった色恋を生業とする恋愛のプロが、
その美しい容姿と柔らかな微笑みと細やかな気配りで、
仕事に疲れた男性の愚痴を聞き、自信を付けさせ、また
仕事を頑張ろうという気持ちにさせ、同時に自分に恋を
させたのと同じなのです。


ただ、子供達は、男性達のように恋したホステスや花魁と
肉体関係を持ちたいとは思わず、ただ、純粋に犬を愛して
その犬が喜ぶようにと思い、一生懸命、つっかえつっかえ
しながら読めなかった言葉を読もうとし、恥ずかしくて
人前で声に出して読めなかった本を勇気を持って朗読する
ことができるようになったのです。


犬はただ、子供が絵本を読む様を尾を振り、嬉しそうに
寄り添いながら聞き入るだけなのです。
人が傍にいたのでは、緊張したり、下手だとか馬鹿だとか
思われたら嫌だと子供達は身構えて、読もうとしなくなり
ますが、犬は子供を蔑んだり、読書を強いたりしないので、
子供達は心の強張りを取り、犬に愛されたくて、それまで
大嫌いだった絵本を犬に聞かせてやろうと思って頑張って
読むようになるのです。


ただ、傍に寄り添い子供が本を読むのを聞き入る・・・と
いうのは、実は犬にとっては大変なことなのです。犬を
室内で飼ったことのある人なら分かると思いますが、猫と
違い、犬はじっとしているのが大嫌いな方が多いのです。
だから、ちゃんとしたセラピードッグとしての訓練が
読書介助犬には必要なのです。


そして、他のセラピードッグ以上に、ボランティアの
飼主さんの役割が重要だと思います。


学業に劣等感を持っている子供は、大人の何気ない一言で、
心を閉ざします。私がマンツーマンで子供達を教えてきた
約30年の間、最も気を付けたことは、子供の劣等感を
刺激するような言葉を発しない・・・ということでした。


そして、一般の家庭のお母さんがうっかり発してしまう
「あ~あ、こんな事も分からないのかぁ」という気配を
絶対に漂わせないことでした。


幼い子供は犬たち動物と同じで、難しい言葉の意味は
分からなくても、大人の心の中を敏感に察します。
眼球の動きや声や手足の動きという目に見えたり、耳に
聞こえたりするボディ・ランゲージだけでなく、ただ、
『頭の悪い子だ、誰に似たのかしら』と心の中で思った
だけで、子供は親の落胆の気持ちを察してしまいます。


ちょうど飼主さんや能力の無い訓練士やトレーナーが、
自分の教え方がまずいことを棚に上げて「ばか犬だ」と
心の中で思ってしまっただけで、犬の意欲がそげるのと
似ています。


だから、子供と読書介助犬の仲立ちをするボランティアが
不注意な一言を発してしまうと、たとえどんなに読書の
介助をするセラピードッグが優れていても、子供達は
心を閉ざしてしまいます。


読書介助犬が普及する為には、ボランティアの人たちが
セラピーを受ける子供を、自分の子供のように“庇護が
必要な未熟なもの”として可愛がるというよりも、
「ただ身体が小さいだけの、ひとりの人間」として敬意を
持って接することができなければ、読書介在セラピーは
失敗すると思います。


ハリウッドの名犬ラッシーのトレーナーであるウェザー
ワックス氏が、前に「アニマルプラネット」のコリーの
特集で語っていたように、ラフコリーは数ある犬種の中で
最も幼児に対して忍耐力のある犬です。

http://www.weatherwaxtraineddogs.com/


「介助犬オリビア」を読めば、犬の性質だけでなく、
毛の感触、ふわふわした手触りや温もりがいかに大切か
分かります。本なので、ラインマーカーを使って色づけ
されているわけではないので、文中何度も頻繁に出てくる
犬の毛の手触りに関する記述を犬を知らない人はさ~っと
読み飛ばしてしまって、その重要さを認識しないでしょう。
そのあたりが活字の限界なのです。


活字では匂いや手触りを読み手に伝えるのが難しい。でも、
犬を飼っている人には、毛の感触が人の心に呼び起こす
安堵の心地よい感覚は分かると思います。
ですので、そのあたりに心を留めながら読んでみて下さい。
子供が読めるように全文にルビがふってありますが、私は、
むしろ、愛犬家の大人にお薦めします。


そして、介助犬のオリビアが、成績が振るわなかった
子供達に対して行ったような、蔑むことなく、ただ、
愛情を持って成長や変化を見守る・・・という姿勢を
飼主さんが身に付けて頂ければ、きっと更に犬達との
暮らしが楽しいものになると思います。


そして、ラフコリーだけを20年以上に渡って繁殖して
来たブリーダーの私は、読書介在セラピーに適性のある
ラフコリーがいつかオリビアのように読書介助犬として
活躍するようになってくれればなぁと願ってやみません。


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