fc2ブログ

コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


In 04 2017

26
Category: 犬の病気と健康   Tags: ---

コリー:モモのてんかん発作

ラフコリー専門ブリーダー
AIRWOMAN COLLIES
http://airwoman.if.tv/
banner08
「子犬情報」 http://airwoman.if.tv/puppies.html
画像、動画、文章の無断使用を禁じます。
Copyright (C) 2002-2017 AIRWOMAN COLLIES All Rights Reserved
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★ブログ「ラフ・コリーを御存じですか?」も更新しています★

http://blog.goo.ne.jp/awcollies06/
BannerPictureRexBrandy
●エアウーマン犬舎メインブログのQRコードです。
QRコードブログ用小

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

お知らせ
エアウーマン犬舎のサイトの中のハンドメイド作品の販売用のページを
手直ししています。まだまだ時間がかかりそうですが、リンクを貼って
おきます。

http://airwoman.if.tv/Handmade16.html

CollieKeyHolderp300

=================================

昨日は朝、父母を乗せて病院その他へ出かけ、昼過ぎには父母宅に来た
妹を乗せて近所の雑貨屋さんへ出品作品の交換に行き、夕方には1月18日
生まれのばななの2回目の混合ワクチンを接種する為に動物病院へ出かけ
さすがに3回の外出で疲れたので夜は早めに休みました。

それでブログ更新ができなかったので、久しぶりで満10歳になったシニア
2頭の画像をオーナー様から頂いていたのをUPできませんでした。
最近、うちで9歳のラプターが急死したり、譲渡先のコリー2頭がやはり
9歳で突然亡くなったりしたので、満10歳を超えて元気にしているという
連絡を頂くとほっとします。平均的にはラフコリーなら12歳を越せば十分な
年齢まで生きることができたと思って良いですが、2頭には長寿を目指して
欲しいです。
埼玉のトリー君とウィン君の仲良し兄弟です。

1492941499398.jpg

1492941617251.jpg

1492941479027.jpg

一昨日と昨日撮っていた4月12日生まれの真の子犬達の画像です。
もう生後14日なのにまだ目が開かないので、じわっとお湯に浸した
コットンで目の周りを拭いてやっています。目は開いていないですが
活発に動いていて、昨日、フルカラーの大きい方の女の子が仕切りの
柵から抜け出てヒーターの無い手前のスペースに入っていたので
隙間を塞ぎました。

Makopups170424p900-IMG_3160.jpg

Makopups170425p900-IMG_3146.jpg



連休中に見学にお越しになる御家族がありますが、2頭ともオーナー様を
募集しております。来舎引き取りが可能な方のお問合せをお待ちしております。
1月18日生のばななもオーナー様募集はしております。関東から見学を希望
していらっしゃる方もあるので、どうなるか分かりませんが、可愛らしい子で
性質も穏やかで物わかりの良い子なので、とても良い家庭犬になると思います。
昨日の動物病院でも全く不安そうな鳴き声を上げず、私が抱っこしている間も
ワクチン接種の時も落ち着いていました。頭の良い子です。


早朝にこの記事を書き始めたのですが、予想したとうり、低気圧で雨が降り
始めたので、最近、発作が起きてなかったモモが癲癇発作を起こしました。
癲癇はミックス犬を含めた全ての犬種で起きますが、ラフコリー、シェルティ、
ボーダーコリー、シェパードは癲癇の好発犬種です。

モモが東京の最初の飼主の所に居た時にかかった高次医療を行う病院の
先生の話では、ラフコリーならどの血統でも起きることで、薬でコントロール
するしかないとのことでした。あまりひどい発作が続くと脳の細胞が壊れたり、
視野が狭まったりするので、普段から脳にとっての栄養分である糖質を多く
与え、朝晩の投薬、そして今回のような低気圧が誘発する突然の発作を抑える
座薬を常備しています。

癲癇は痙攣症状の名称であって、病名ではなく、いくら調べても原因が特定
できないことがほとんどですが、投薬をきちんとすれば10歳過ぎまで元気で
暮らせる場合が多いです。
非常に珍しいのですが、中年になって症状が収まってしまうケースや、コナンの
ように原因がフィラリア予防薬であったことが分かり、蚊取り線香だけの予防に
切り替えたらぴたりと収まったケースもあります。
老齢で亡くなる2ヶ月から半年前に、生まれて初めての癲癇発作を起こす犬は
全犬種でよく見られます。

発作を見るのは飼主さんとしては辛いと思いますが、犬自体には苦しみの
記憶がなくて発作が治まるとケロリとしています。モモは激しい発作を見た
元の飼主さんが安楽死をさせると言うので引き取った子です。原因は転倒に
よる脳への衝撃か、あるいは発作が起きたから転倒したのかですが、現場を
見ていた訓練士と直接話したのではないので分かりません。

2歳にも満たない年齢で飼主さんが安楽死をさせると言うので引き取りました。
たまの発作以外は面倒も起こさず元気に遊んでいます。中年以降になってから
癲癇を発症するケースは非常に稀ではないかと思いますが、ある日突然、
フィラリア予防薬やワクチンへの副作用として発作が起き始めるケースもあります。

たしかイギリスだったと思いますが、ワクチンと癲癇発作との因果関係が論文で
発表されています。
うちでは生後40日の子犬がワクチン直後から具合が悪くなって、癲癇発作を
起こし始め、重度で、生きてゆける見込みが無いので安楽死をさせたことが
ありました。

ラフコリーに癲癇が多いのはMDR1遺伝子欠損と何らかの関係があるのかも
しれませんが、MDR1はまともでもシェパードにとても多いわけですし、コリー種
だけに限ったわけではないです。犬は非常に多くの薬を予防として飲ませる動物
なのでそのあたりも遠因になっているのかもしれません。

コリー種には癲癇は多いですが、癌は非常に少ない犬種なので、痛みの大きな
癌で亡くなるケースが多いゴールデンレトリバー等の犬種も居るので、どっちが
オーナーさんとして気が楽かとなると、どっちなんでしょうね。私は急性膵炎や
農薬のせいで、のた打ち回って亡くなった子達の看病は心臓をえぐられるように
辛かったですね。犬猫が激痛を感じないことが最も大事じゃないかと思います。


ブログ・ランキングに参加しています。↓の子犬画像のクリックをお願い致します。

にほんブログ村 犬ブログ コリーへ
にほんブログ村

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
◆犬のプロ達も読んでいるブログメディア Dog Actuallyに寄稿しているサイエンス・
ライターの尾形聡子さんが書いた2014年1月発行の本です。犬の毛色に関係する
遺伝子座を10シリーズに分け、それぞれについて難解な遺伝について分かりやすく
解説してくれています。マール(ダップル)やハルクインの繁殖をするブリーダーは
是非とも読んでおきたい本ですが、体色を決定する遺伝子が病気と関連する場合も
多々あり、その病気のせいで訓練が上手くゆかない場合もありますので、訓練の
専門家や愛犬家にとっても価値のある本です。
よくわかる 犬の遺伝学: 健全性から毛色まで、知って役立つ遺伝の法則
◆著名な心理学者スタンレー・コレンが書いた本です。多くの愛犬家達が抱く、
犬の精神面と社会生活を送る上で生じた疑問、例えば、犬は嫉妬をするか、
犬は鬱病になるか、犬が人間の傷口を舐めると傷は早く治るのか、なぜ狼爪が
あるのか・・・などの71の疑問に答えてくれています。
犬と人の生物学: 夢・うつ病・音楽・超能力
◆初心者が子犬に教える時におかしやすいミスなども書かれてあり、なかなか
読みごたえのある本だと思います。私は、このシリーズは全て持っていますが、
プロのトレーナーさんにも役に立つ本として販売されています。
ドッグ・トレーナーに必要な「子犬レッスン」テクニック: 子犬の気質を読みながら、犬の語学と社会化を適切に学ばせる (犬の行動シミュレーションガイド) (犬の行動シミュレーション・ガイド)
◆↓の本には画像入りで犬達のボディランゲージがたくさん載っています。なにも
ドッグトレーナーにならなくても、防衛のために役に立つ本だと思います。私は
このシリーズの4冊全て、購入済みです。サブタイトルには、「犬の話す言葉
(ボディ・ランゲージ)が、ひと目でわかるようになる!」と出ていますが、
フリーになった時の犬の動作や行動を見る機会が乏しい人にはお奨めの本です。
ドッグ・トレーナーに必要な「深読み・先読み」テクニック: 犬の行動シミュレーション・ガイド
◆犬の病気に関する本を御紹介しておきます。私は1996年の初版本を持って
いるので、買ってから19年も経っています。表紙は破れ紙も焼けているの
ですが、手放せません。新しい情報がNETでいくらでも手に入る今でも、
これだけは手放せません。それくらい犬の専門家であるブリーダーの私が
頼りにしている本です。
bookInunobyoukip700left90
動物病院でもこの本を置いているところは多いそうです。たぶん、飼主さんに
説明をするのにとても便利だからだと思います。イラストの方が、病巣がどんな
風になっているのか、周辺の臓器との関係はどうなのかというのを説明する際、
エコーやレントゲン写真よりも分かりやすいからだろうと思います。
イラストでみる犬の病気 (KS農学専門書)
◆↓は、畑正憲氏の本です。ほかの誰とも違う豊かな飼育経験と深い洞察力と
細胞レベルで動物を知る(東大理学部動物学科卒)ムツゴロウさんならではの
見解が非常に勉強になり、私にとっては、ムツゴロウさんの本は全て宝物です。
ムツゴロウ先生の犬と猫の気持ちがわかる本
amazon画像リンク作成ツール
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★他のブログ2つも時々、更新しています。↓のトップページよりお入り下さい。
エアウーマン犬舎 http://airwoman.if.tv/
迷子のコリーの詳細情報



2
4
6
8
10
12
14
15
16
18
19
22
24
25
28
29
30

top bottom