fc2ブログ

コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


In 02 2017

13
Category: 飼育   Tags: ---

コリー:ラプター急死

ラフコリー専門ブリーダー
AIRWOMAN COLLIES
http://airwoman.if.tv/
banner08
「子犬情報」 http://airwoman.if.tv/puppies.html
画像、動画、文章の無断使用を禁じます。
Copyright (C) 2002-2017 AIRWOMAN COLLIES All Rights Reserved
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★ブログ「ラフ・コリーを御存じですか?」も更新しています★

http://blog.goo.ne.jp/awcollies06/
BannerPictureRexBrandy
●エアウーマン犬舎メインブログのQRコードです。
QRコードブログ用小

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

お知らせ
エアウーマン犬舎のサイトの中のハンドメイド作品の販売用のページを
手直ししています。まだまだ時間がかかりそうですが、リンクを貼って
おきます。

http://airwoman.if.tv/Handmade16.html

CollieKeyHolderp300

=================================

昨日、恒例の愛媛マラソンの撮影に友人と一緒に出掛けました。
お天気がよく、芸能人の撮影もし、楽しく過ごせました。
毎年、出場していてけっこう速かったイトコ夫婦の嫁の方が、昨年、鬱病から
自殺を図り、出場できなかったことと、妹の長女が脚を痛めて棄権したことが
残念だったのですが、コスプレランナーもいっぱいで、応援の人もいっぱいで
本当に良い市民マラソンだと思いました。

15時頃に帰宅し、TV放送で愛媛マラソンを見ながらデジタル一眼で撮った
画像をパソコンに取り組み、サイズダウンして友人や妹に送信した後、子犬達に
離乳食を与え、胃捻転の手術後、他の犬達よりも早い時間に食事を与えている
リズに御飯を与えました。

それから洗濯物を取りこみ、餌やりの前にオス犬達の配置換えをしようと思って、
19時前に運動場に出ました。オス達を屋内運動場へ戻し、あっそうだ、今日は
お天気が良いからラプターをコンクリートスペースの中のサークルで仕切った
中へ入れていたんだと思い出し、屋内運動場の中に仕切ったラプター用の場所へ
移そうと思って、コンクリートスペースのサークルの中を見たら、ラプターが倒れて
いました。「死んでいる」と直感しました。

身体には力が入らず、既に硬直が始まっていて、舌はだらりと出て、おそらく
死んでから出たと思われるのですが、オシッコを垂れ流していました。
すぐに抱きかかえて、亡くなる前にメガを入れていた室内のサークルの中へ
ラプターの亡骸を運びました。

寝かせて身体を確認してみたら、アバラの下あたりが膨らんでいました。
急性膵炎だったのじゃないかと思います。胃より下の部分でしたし、急性膵炎で
亡くなった千やコナンと同じような膨らみ方でした。

お昼に友人と一緒にうちの近所のカレー屋さんで昼食を摂り、また撮影に戻る
前に運動場の犬達を覗きに行ったのですが、友人が覗くまでは静かだったので
その時、もしラプターに症状が出て呻いていたら、犬達が私たちが覗きに行く前に
異様な騒ぎ方をしていたはずです。

硬直の感じからして、気付いた19時の数時間前に息を引き取ったのだと思うの
ですが、私がパソコンに向かっていたか、子犬達の世話をしていた時間帯です。
一度、犬達が吠えたかもしれない。その時に亡くなったのか・・・とにかく普段と
異なる吠え方をしたのは、私が遺体を運んでいる時と、室内に入れた時でした。

もしかしたらラプターは死ぬ直前、他の犬達が騒ぐようなもがき方はしなかったの
かもしれません。私が戻った直後くらいに症状が出て、千と同じように激痛を訴え
始めてほんの数時間で亡くなったのだろうと思います。私が運動場に出ていれば
気付いたのですが、室内で作業をしていたので、異変に気付けませんでした。

他の犬と折り合いが悪い子で管理が難しく、また台メスの側に原因があったとは
思うのですが、1頭も子孫を残すことができませんでした。繁殖犬舎としては
お荷物的な存在ではあったのですが、たまに基礎訓練をしてやると喜んで従い
可愛いところもありました。種オスとして犬舎に残さず、早々とペットとして1頭で
飼って下さる御家庭にお譲りしていた方が、この子は幸せだったのじゃないかと
思います。

骨量があり、余所から購入したブランディとリズの息子でセーブルのフルカラー
だったので、種牡として大いに期待をしていたのですが、期待は見事に裏切られ、
種オスとして働けない年齢になってしまいました。しかも喧嘩っ早いので管理は
他の犬達の倍、大変でした。

繫殖に使えないオスを抱えるのは、犬舎としてはものすごくしんどいのです。
コリー1頭抱えるという事は生涯飼育費120万から150万くらいを負担するという
ことですから、うちのような貧乏犬舎には本当に痛いことなんです。でも、最期は
私の手を煩わせることもなく、リズのような高額な医療費を支払わせることもなく、
静かに逝ってしまいました。ある意味、親孝行をしてくれたのかなと思います。

でも、なんだか哀れで、生後2ヶ月前に、欲しがって下さった一般の御家庭に
お譲りしていた方が、トラブルも起こさず、たっぷりと時間をとってかまってもらえ、
この子は幸せだったのだろうと思います。

ラプターが生まれた頃、うちは白い毛の少ない地味な子ばかりで、それを
なんとかする為に、5歳半で交通事故で亡くなったピュアセーブルのピリカと
このフルカラーのセーブルのラプターを犬舎に残したのですが、どちらも1頭も
子孫を残すことなく、早くに亡くなってしまいました。

繁殖プランはことごとく没でした。プランなど練らずにさっさと譲渡しておけば
優しい御家族に囲まれ、可愛がられ、2頭とも楽しい一生を終えれたように
思います。

今から子犬達に離乳食を与え、ラプターの遺体の最後の手入れをします。
9歳と3ヶ月。12歳の母のリズは運よく一命を取りとめたのに、息子のラプターは
あっという間に逝ってしまいました。少しは看護をしてやりたかったです。

Raptor080221p480.jpg



ブログ・ランキングに参加しています。クリックよろしくお願い致します。
にほんブログ村 犬ブログ コリーへ
にほんブログ村

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
◆犬のプロ達も読んでいるブログメディア Dog Actuallyに寄稿しているサイエンス・
ライターの尾形聡子さんが書いた2014年1月発行の本です。犬の毛色に関係する
遺伝子座を10シリーズに分け、それぞれについて難解な遺伝について分かりやすく
解説してくれています。マール(ダップル)やハルクインの繁殖をするブリーダーは
是非とも読んでおきたい本ですが、体色を決定する遺伝子が病気と関連する場合も
多々あり、その病気のせいで訓練が上手くゆかない場合もありますので、訓練の
専門家や愛犬家にとっても価値のある本です。
よくわかる 犬の遺伝学: 健全性から毛色まで、知って役立つ遺伝の法則
◆著名な心理学者スタンレー・コレンが書いた本です。多くの愛犬家達が抱く、
犬の精神面と社会生活を送る上で生じた疑問、例えば、犬は嫉妬をするか、
犬は鬱病になるか、犬が人間の傷口を舐めると傷は早く治るのか、なぜ狼爪が
あるのか・・・などの71の疑問に答えてくれています。
犬と人の生物学: 夢・うつ病・音楽・超能力
◆初心者が子犬に教える時におかしやすいミスなども書かれてあり、なかなか
読みごたえのある本だと思います。私は、このシリーズは全て持っていますが、
プロのトレーナーさんにも役に立つ本として販売されています。
ドッグ・トレーナーに必要な「子犬レッスン」テクニック: 子犬の気質を読みながら、犬の語学と社会化を適切に学ばせる (犬の行動シミュレーションガイド) (犬の行動シミュレーション・ガイド)
◆↓の本には画像入りで犬達のボディランゲージがたくさん載っています。なにも
ドッグトレーナーにならなくても、防衛のために役に立つ本だと思います。私は
このシリーズの4冊全て、購入済みです。サブタイトルには、「犬の話す言葉
(ボディ・ランゲージ)が、ひと目でわかるようになる!」と出ていますが、
フリーになった時の犬の動作や行動を見る機会が乏しい人にはお奨めの本です。
ドッグ・トレーナーに必要な「深読み・先読み」テクニック: 犬の行動シミュレーション・ガイド
◆犬の病気に関する本を御紹介しておきます。私は1996年の初版本を持って
いるので、買ってから19年も経っています。表紙は破れ紙も焼けているの
ですが、手放せません。新しい情報がNETでいくらでも手に入る今でも、
これだけは手放せません。それくらい犬の専門家であるブリーダーの私が
頼りにしている本です。
bookInunobyoukip700left90
動物病院でもこの本を置いているところは多いそうです。たぶん、飼主さんに
説明をするのにとても便利だからだと思います。イラストの方が、病巣がどんな
風になっているのか、周辺の臓器との関係はどうなのかというのを説明する際、
エコーやレントゲン写真よりも分かりやすいからだろうと思います。
イラストでみる犬の病気 (KS農学専門書)
◆↓は、畑正憲氏の本です。ほかの誰とも違う豊かな飼育経験と深い洞察力と
細胞レベルで動物を知る(東大理学部動物学科卒)ムツゴロウさんならではの
見解が非常に勉強になり、私にとっては、ムツゴロウさんの本は全て宝物です。
ムツゴロウ先生の犬と猫の気持ちがわかる本
amazon画像リンク作成ツール
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★他のブログ2つも時々、更新しています。↓のトップページよりお入り下さい。
エアウーマン犬舎 http://airwoman.if.tv/
迷子のコリーの詳細情報



2
5
8
9
10
12
14
16
17
19
22
24
25
27

top bottom