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コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


In 01 2016

04
Category: 飼育   Tags: ---

コリー:アレルギーとTレグ

ラフコリー専門ブリーダー

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2015年は年末の和菓子屋さんのアルバイトに行かなかったのですが、
30日あたりから体調不良で、しかも1月2日に生後5ヶ月の子犬を
空輸しなければならなかったので、その準備やシャンプーでけっこう
忙しくしていました。
テレビを見ながら、年賀状書きや羊毛フェルト作品作りに励んでいたの
ですが、NHKのBSのたぶん再放送ですが、「医療革命」シリーズの
アレルギーに関する番組が非常に興味深く、作業する手を止めて
番組を見入ってしまいました。

私はブログで何度か書いていますが、東京で暮らしていた7年間のたしか
2年目あたりからひどいアレルギー鼻炎に悩まされるようになり、ひとたび
発作が起きれば、ティッシュペーパー1箱くらいはすぐに空になりました。
くしゃみや鼻水が止まらず、頭が重くて、何をする気にもなれませんでした。
自然食、玄米食、鍼灸、ホリスティックと色々な事をやって、有名な東洋医学の
先生の元に通ったこともありますが、発作は完全に無くなることはありません
でした。

それが離婚して実家に戻った翌年から乗馬クラブに通い始め、週のうちの
5日は馬たちが居る中で半日以上を過ごし、2頭目の馬に死なれてからは
馬を続けるお金も気力も無くなり、幼い頃から飼いたかったコリーを地元の
ペットショップに依頼して取り寄せたのが、1990年の2月6日のことです。
そこから私のコリー達との暮らしが始まるのですが、いったいいつからで
あったのかは覚えてないのですが、気が付けば、自然食を止めて、玄米も
食べず、レトルト食品やコンビニ食品やカップ麺を頻繁に食べているのに
アレルギーの発作が起きなくなったのです。

その原因は、馬や犬達との暮らし、牧畜を営んでいる農家と大差ない暮らしに
ありました。具体的に言えば、番組で紹介していた免疫の暴走を止めるTレグ
という免疫細胞が動物数十頭との暮らしで増えたからなのです。
番組でも都会から田舎に帰り、養豚業を始めた男性はアレルギーが起きなく
なったのだと言っていました。

幼児期に家畜と触れ合う暮らしをしている子供は、空に舞う動物の糞便や
ダニの粉末を吸い込みます。そうすると、免疫が正しく働いてバイキンを
退治しようとしますが、その免疫システムが暴走すれば、バイキンだけでなく、
我が身の細胞や人間にとって害の無い花粉などに対しても攻撃を始めます。
それが花粉症やアトピー等のアレルギーなのですが、Tレグという免疫細胞は
暴走に大してブレーキをかける役割を担っているそうです。幼児期から家畜の
中で暮らしてきた子供はTレグが多くなるので、しっかり免疫系にブレーキを
かけることができるためアレルギーを起こさないのだそうです。

そのTレグは長期間に渡り、多くの動物達の中で暮らさねば増えることは
ないようですが、うちの場合、コリー達の足裏に付いた土が乾燥して宙に
舞っているはずですので、犬達に触った後は除菌剤入りの洗剤でよく手を
洗っていますが、空中の目に見えない微小の糞便や犬のフケから出た
バイキンというか微生物、細菌を避けることができません。そのおかげで
私の免疫は暴走することなく、正しく、バイキン相手に戦い、我が身の細胞や
花粉に対しての過剰攻撃であるアレルギーを起こさなくなったのです。

コリー成犬22頭プラス子犬3頭の暮らしですから、腰痛は慢性的で、身体は
きついのですが、これがもし犬の頭数が1~2頭になれば、また鬱陶しい
アレルギー鼻炎が再発するに違いありません。その方が腰痛よりも嫌です。
東京に居た時ほど、神経質に食べ物を選ばなくなっていますが、それでも
たばこは吸いませんし、家族に吸う人は居ないので副流煙も吸い込みませんし、
体質的にお酒がダメなので深酒することもありません。それと、金銭難以外の
精神的ストレスは無い状態です、いい加減に好きな物を食べているようでも
ミネラルやビタミンの多い食材は揃えていますし、肉は食べなくても平気ですが
野菜は緑黄色野菜を中心にかなりの量食べています。コーヒーは1日に5杯は
飲んでいますが、砂糖やコーヒーミルクは入れません。果物は柑橘を中心に
毎日食べていますし、ナッツ類も欠かしませんし、海藻類も摂っていますし、
白い調味料は使いませんから、まるっきり無頓着ではありません。

気楽に健康食に心がけ、サプリメントや●●健康法などは当てにせず、犬達の
身体から出るバイキンを吸い込んでTレグを増やしているので、睡眠が3時間が
続いても、インフルエンザワクチンを20年も打たなくても平気なんですよね。
除菌剤入りの洗剤やティッシュは在庫もいっぱいおいていますが、人畜共通
感染症であるキャンピロバクターなどに感染しないように努力していても、うちでは
空中の動物から出るバイキンを避けることはできない、そして、そのおかげで
アレルギーを起こさずに済んでいるのですから、面白いものです。

番組で言っていたのですが、幼児期に牛乳や卵やピーナッツのようなアレルギー
物質を摂った子供はTレグ細胞が作られアレルギーになりにくく、摂らなかった
子の方がTレグ細胞が少ないのでアレルギーになりやすいのだそうですが、
それは経口的にアレルギー物質を摂取した場合だそうです。皮膚の細胞が破れて
そこからピーナッツオイルが入ったクリームなどを塗り込んだ場合は全くTレグは
作られないのだそうです。ですからお母さんは子供がアレルギーにならないよう
牛乳や卵を避けるのではなく、幼い頃に、口から、つまり腸から摂取させる方が
良いのだそうですよ。

http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3604/2345005/index.html

http://www.mag2.com/p/news/12729

記事とは関係ないのですが、空輸した7月29日生まれの第2子の男の子の
画像をオーナー様より送って頂きましたので、載せておきます。すっかり
慣れてしまっていますが、空輸当日の画像だから驚きますね。先住犬の
ボーダーコリーのラッシー君の子分になっているジョージ君です。

ジョージ君160102

↓は東北に居るレモンの息子のチャリオッツ君。うちのドリナの兄に
あたります。
Chariots160101

そして、こちらは長野県に居る13歳になったのに若々しいターシャの娘の
かれんちゃんです。

Karenchan160101

昨日、今日で作った羊毛フェルトのブローチです、まだ未完成ですが、
画像を載せておきます。地元の砥部動物園では年末に交配の失敗で
ホワイトタイガーのメスがオスに殺されています。残念ですね。可哀そうに。

NF160104


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◆犬のプロ達も読んでいるブログメディア Dog Actuallyに寄稿しているサイエンス・
ライターの尾形聡子さんが書いた2014年1月発行の本です。犬の毛色に関係する
遺伝子座を10シリーズに分け、それぞれについて難解な遺伝について分かりやすく
解説してくれています。マール(ダップル)やハルクインの繁殖をするブリーダーは
是非とも読んでおきたい本ですが、体色を決定する遺伝子が病気と関連する場合も
多々あり、その病気のせいで訓練が上手くゆかない場合もありますので、訓練の
専門家や愛犬家にとっても価値のある本です。


よくわかる 犬の遺伝学: 健全性から毛色まで、知って役立つ遺伝の法則


◆著名な心理学者スタンレー・コレンが書いた本です。多くの愛犬家達が抱く、
犬の精神面と社会生活を送る上で生じた疑問、例えば、犬は嫉妬をするか、
犬は鬱病になるか、犬が人間の傷口を舐めると傷は早く治るのか、なぜ狼爪が
あるのか・・・などの71の疑問に答えてくれています。


犬と人の生物学: 夢・うつ病・音楽・超能力


◆初心者が子犬に教える時におかしやすいミスなども書かれてあり、なかなか
読みごたえのある本だと思います。私は、このシリーズは全て持っていますが、
プロのトレーナーさんにも役に立つ本として販売されています。


ドッグ・トレーナーに必要な「子犬レッスン」テクニック: 子犬の気質を読みながら、犬の語学と社会化を適切に学ばせる (犬の行動シミュレーションガイド) (犬の行動シミュレーション・ガイド)


◆↓の本には画像入りで犬達のボディランゲージがたくさん載っています。なにも
ドッグトレーナーにならなくても、防衛のために役に立つ本だと思います。私は
このシリーズの4冊全て、購入済みです。サブタイトルには、「犬の話す言葉
(ボディ・ランゲージ)が、ひと目でわかるようになる!」と出ていますが、
フリーになった時の犬の動作や行動を見る機会が乏しい人にはお奨めの本です。


ドッグ・トレーナーに必要な「深読み・先読み」テクニック: 犬の行動シミュレーション・ガイド

◆犬の病気に関する本を御紹介しておきます。私は1996年の初版本を持って
いるので、買ってから19年も経っています。表紙は破れ紙も焼けているの
ですが、手放せません。新しい情報がNETでいくらでも手に入る今でも、
これだけは手放せません。それくらい犬の専門家であるブリーダーの私が
頼りにしている本です。


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動物病院でもこの本を置いているところは多いそうです。たぶん、飼主さんに
説明をするのにとても便利だからだと思います。イラストの方が、病巣がどんな
風になっているのか、周辺の臓器との関係はどうなのかというのを説明する際、
エコーやレントゲン写真よりも分かりやすいからだろうと思います。


イラストでみる犬の病気 (KS農学専門書)

◆↓は、畑正憲氏の本です。ほかの誰とも違う豊かな飼育経験と深い洞察力と
細胞レベルで動物を知る(東大理学部動物学科卒)ムツゴロウさんならではの
見解が非常に勉強になり、私にとっては、ムツゴロウさんの本は全て宝物です。

ムツゴロウ先生の犬と猫の気持ちがわかる本

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