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コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


In 12 2015

11
Category: 飼育   Tags: ---

コリー:低アルブミン血症

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ここ1ヶ月くらい、食欲にムラがあり、美味しいものを載せると食べるのに
ドッグフードだけだとほとんど食べなくなっていたジャスミンが、なかなか
40cmくらいの段差を登ろうとしないので、身軽な子なのにおかしいなと
思いながら後躯を抱きかかえて押し上げたのですが、その時、腹部に
異様な手触りがありました。12月9日の未明のことです。

ぶよぶよで、妊婦のように大きなお腹が垂れ下がっているのです。
2歳で卵巣癌を患ったあかりの時も大きなお腹だったのですが、非常に
硬かったのです。ジャスミンのはすごく柔らかく、もしかして閉塞性の
子宮蓄膿で腹水が溜まっているのだろうかと心配になり、病院が開くと
同時くらいにジャスミンを連れて行きました。

エコーで診てもらったのですが、水が多過ぎて肝臓や腎臓が写りません。
ただ、子宮蓄膿ではないと分かったので、血液検査の結果が出るのを
待ちました。レントゲン撮影もした上で、どうやら血中タンパクのアルブミンが
少ないことで血液中の水分が浸透圧により血管から腹部へと出てゆくため
腹水が溜まっているのだということでした。色々な原因が考えられるのだ
そうですが、おそらく免疫性のものであろうと言われました。

その治療方法はステロイドと利尿剤を使うというもので、外科手術に
ならなかったのは良かったのですが、ジャスミンの場合、ステロイドの
プレドニゾロンで命に関わるような副作用を2013年に起こしています。
それでも使わねば死に至るのは分かり切っているとのことで、数日間
プレドニゾロンを使ってみて、副作用が出始めたら投薬を中止するという
方法で、だましだましにステロイド治療をすることになりました。違う
種類のステロイドを使っても同じように副作用が起きるだろうとも言われ
ました。薬を使っても死、使わなくても死なのです。

利尿剤の効果はてきめんで、1時間ごとに大量のオシッコが出ました。
院長先生には療法食を薦められましたが、私は、自分で食事を作る
ことにしました。食物を変えることで、なんらかの刺激を与えてみたら
免疫系に変化が起き、快方に向かうかもしれないと思っているのです。

この前にステロイドで死にかけたジャスミンですが、それがショックに
なったのか元の病気が治ってしまったのです(院長の見解です)。
でも、今回は異なる形で免疫系に異常が現れました。

でも、ステロイドのショックで治ったのなら、身体に入れる食べ物を大きく
変えてみることで何かの変化が起きるかもしれない。
過去に前立腺液が全く出なくて交配しても受胎をさせることができなかった
コナンの場合も食事を変えることで出るようになりました。その時、病院では
対処法が見つからず、本でもNETでも解決策は見つかりませんでした。
人間の医学書も調べましたが、見つかりませんでした。自分の思い付きで
食べ物を変えたら2ヶ月くらいで前立腺液が出るようになったのです。

ディーンの治らなかった常在菌の異常繁殖による脱毛も毛根が死んだ
かもしれないと言われたのに、輸入品のアロエ入り缶詰を与えることで
治りました。

私は1種類のサプリで病気を治そうという考えはありません。ありとあらゆる
物を組み合わせて治そうと思います。お金もたくさんはかけれません。
だから頭を使います。本もたくさん購入しました。NETもたくさん調べました。
投薬は短期間は行いますが、長きに渡るとジャスミンの場合は強烈な薬害が
出始めるので、自然治癒力を上げる努力をしつつ、投薬を行います。

院長先生には非常に厄介で重篤な状態だと言われました。でも、この前も
点滴を続けなければ命に関わると言われたのを断り、2日くらいの点滴の
あとは自宅での食養生で治しました。
幸い、利尿剤が効いているので、腹水が減ってくれれば、もっと食べれる
ようになるでしょうから、なんとかアルブミンが増えるよう、アルブミンを作る
臓器である肝臓に良い食物で下痢をしにくい物を与えるようにします。

御心配して、御自分が使っているサプリ等を薦めて下さる方もいらっしゃると
思いますが、御親切に言って下さるのをお断りするのが忍びないので、
先に書いておきますが、私は、自分で解決方法を探し出すのが、非常に
好きなのです。だから、私流にやります。

今まで何度も病院では分からなかったり、匙を投げられたことを人間の医療や
他の動物の医療や飼育方法を参考にしつつ、自分で解決策を見つけてきました。
急性膵炎だけはどうにもなりませんでしたが、それ以外なら食物で治せる、または
改善する可能性があるのではないかと思っています。
完治は無理で、抑え込んだと思っても異なる形でまた病気が出てくるのかも
しれませんが、薬だけに頼ろうとは思いません。


ここのところ、子犬の骨折、11歳のブランディの気管支疾患、9歳のジャスミンの
低アルブミン血症と散々な目に遭っているのですが、自分の健康管理の為の
勉強にもなるので、色々と免疫学の勉強をし直そうと思います。

ドナ・ジャクソンというアメリカのジャーナリストが書いた「免疫の反逆」という
本によると、先進国では男性の12人に1人、女性では8人に1人が免疫性の
疾患を発症するそうです。凄い数字です。

http://www.amazon.co.jp/%E5%85%8D%E7%96%AB%E3%81%AE%E5%8F%8D%E9%80%86-%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%AB%E3%82%B6%E3%83%AF/dp/4478013381/ref=sr_1_30?s=books&ie=UTF8&qid=1449769663&sr=1-30&keywords=%E5%85%8D%E7%96%AB%E7%96%BE%E6%82%A3

でも、免疫システムの暴走で自己を攻撃するアレルギーなども入るのですから
女性の8人に1人が免疫性疾患になるというのも納得です。

ちなみに私は、20代で数年間、ひどいアレルギー鼻炎に悩まされましたが、
住む場所が変わり、対人関係のストレスが無くなったら、玄米食を止めて
しまい、サプリメントも止めて、鍼灸師のもとに通ったり、無農薬食品だけを
食べる生活を止め、しかも睡眠時間は少なく、食事は不規則なのにも関わらず、
アレルギーの発作は出なくなりました。忙しくてレトルト食品やコンビニ弁当が
続いても大丈夫です。

ワクチンを打たないのに20年以上、インフルエンザには罹っていません。
サプリメントも含めて、できるだけ薬剤を身体に入れないということと、野菜を
多く摂ること、コンビニ弁当でもスーパーの惣菜であっても、野菜だけはたっぷり
取るということを心がけています。土地柄、必ず柑橘類やキウィ等の果物は
たくさん摂っています。そして、調味料は黒っぽい物を使うということを何十年も
続けています。黒っぽい物にはミネラルが豊富です。黒糖、黒酢、黒ゴマ等です。

また、太ると言われても色々なナッツ類を毎日食べています。肉は最低限しか
食べていないような気がしますが、魚類とナッツとアボカドと柑橘類だけは絶対に
摂ろうと思っていますので、うちの犬達にも時々そういった物を与えています。
弱って来た老犬には常時、与えていますが、コストもかかるので、丈夫な成犬の
うちはたまにトッピングするだけで、普段は良質なドッグフードのみにしています。

低アルブミン血症になったジャスミンには、トッピングの量を多くし、食べようとしない
ドッグフードを減らし、手作り食を半分以上にしようと思います。このまま放置すると
衰弱して死ぬと言われているのですが、ジャスミンはステロイドの投薬を続けても
副作用の脳障害と極度の貧血で死にます。ですから短期の投薬と食養生だけで
なんとか12歳くらいまで頑張らせたいと思います。ジャスミン自身の身体の中で
起きる、治ろうとする力を補助するのみという考えでいますので、過度の投薬も
過度のサプリも避けたいと思います。野生の猿が自分の病を普段は食べない
苦い葉っぱを食べることで治すように、食物で治してやりたいと思います。

http://www.tmg.gr.jp/hokensinpou/0202-1.html


ジャスミンとは異母姉弟になるのですが、クロム君のオーナー様より画像を
送って頂きました。とても優雅ですね。セレブな暮らしをしているクロム君です。

クロム君1510



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◆犬のプロ達も読んでいるブログメディア Dog Actuallyに寄稿しているサイエンス・
ライターの尾形聡子さんが書いた2014年1月発行の本です。犬の毛色に関係する
遺伝子座を10シリーズに分け、それぞれについて難解な遺伝について分かりやすく
解説してくれています。マール(ダップル)やハルクインの繁殖をするブリーダーは
是非とも読んでおきたい本ですが、体色を決定する遺伝子が病気と関連する場合も
多々あり、その病気のせいで訓練が上手くゆかない場合もありますので、訓練の
専門家や愛犬家にとっても価値のある本です。


よくわかる 犬の遺伝学: 健全性から毛色まで、知って役立つ遺伝の法則


◆著名な心理学者スタンレー・コレンが書いた本です。多くの愛犬家達が抱く、
犬の精神面と社会生活を送る上で生じた疑問、例えば、犬は嫉妬をするか、
犬は鬱病になるか、犬が人間の傷口を舐めると傷は早く治るのか、なぜ狼爪が
あるのか・・・などの71の疑問に答えてくれています。


犬と人の生物学: 夢・うつ病・音楽・超能力


◆初心者が子犬に教える時におかしやすいミスなども書かれてあり、なかなか
読みごたえのある本だと思います。私は、このシリーズは全て持っていますが、
プロのトレーナーさんにも役に立つ本として販売されています。


ドッグ・トレーナーに必要な「子犬レッスン」テクニック: 子犬の気質を読みながら、犬の語学と社会化を適切に学ばせる (犬の行動シミュレーションガイド) (犬の行動シミュレーション・ガイド)


◆↓の本には画像入りで犬達のボディランゲージがたくさん載っています。なにも
ドッグトレーナーにならなくても、防衛のために役に立つ本だと思います。私は
このシリーズの4冊全て、購入済みです。サブタイトルには、「犬の話す言葉
(ボディ・ランゲージ)が、ひと目でわかるようになる!」と出ていますが、
フリーになった時の犬の動作や行動を見る機会が乏しい人にはお奨めの本です。


ドッグ・トレーナーに必要な「深読み・先読み」テクニック: 犬の行動シミュレーション・ガイド

◆犬の病気に関する本を御紹介しておきます。私は1996年の初版本を持って
いるので、買ってから19年も経っています。表紙は破れ紙も焼けているの
ですが、手放せません。新しい情報がNETでいくらでも手に入る今でも、
これだけは手放せません。それくらい犬の専門家であるブリーダーの私が
頼りにしている本です。


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動物病院でもこの本を置いているところは多いそうです。たぶん、飼主さんに
説明をするのにとても便利だからだと思います。イラストの方が、病巣がどんな
風になっているのか、周辺の臓器との関係はどうなのかというのを説明する際、
エコーやレントゲン写真よりも分かりやすいからだろうと思います。


イラストでみる犬の病気 (KS農学専門書)

◆↓は、畑正憲氏の本です。ほかの誰とも違う豊かな飼育経験と深い洞察力と
細胞レベルで動物を知る(東大理学部動物学科卒)ムツゴロウさんならではの
見解が非常に勉強になり、私にとっては、ムツゴロウさんの本は全て宝物です。

ムツゴロウ先生の犬と猫の気持ちがわかる本

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★★★他のブログ2つも時々、更新しています。↓のトップページよりお入り下さい。
エアウーマン犬舎 http://airwoman.if.tv/
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