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コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


In 09 2013

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Category: 飼育   Tags: ---

コリー:飼育経験の不足です

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今日も子犬達のリード慣らしの後で、数頭の成犬たちに低い障碍を飛ばせ、
持来を教える前段階として、2~3頭にクリッカーを使ってみたのですが、
ケージや屋内運動場の中に入れておいた連中が、自分もすると焼きもちを
焼いて騒ぎ始めてしまい、ひときわ際立って聞こえるはずの機械音である
クリッカーの音がかき消されてしまいました。




クリッカーのカチッという機械音は、不快ではなく、非常に聞き取りやすい
音で、犬に「おやっ」と思わせる効果は大きいです。
また、犬のとった行動がはたして正しいのか正しくないのかを犬に瞬時に
分からせるのには、人間の“うつろいやすい音程”や、その時の気分に
左右された抑揚で発する「ヨシ」とか「グッド」という“言葉”よりも
有効かもしれません。機械ですから、いつでも一定の“高さ”と“長さ”と
“大きさ”の音が出ますからね。

クリッカーを使えば、金魚にもウサギにもネズミにも鳥にも人間が望む
行動を取らせることができます。魚の場合は、クリッカーではなく、
光を用いる場合もあるのですが、理論的なものは同じです。

カレン・プライアーによって考案された、クリッカー・トレーニングを
活用できない生き物は居ないのかもしれません。でもね・・・
なんとな~く、面白くない。なんとな~く、面倒くさい・・・と、私は
思ってしまうことがあるのですよ。なぜでしょうねぇ。

人の言葉を使って褒めることは、クリッカーに比べて、“曖昧”であり、
褒めるべきタイミングが一瞬ですが、クリッカーよりも遅れるのだという
ことなのです。

でも、曖昧でもいいかも、遅れてもいいかも・・・と思うこともあります。
陽性強化とかターゲット・トレーニングとか、シェイピングとか専門用語も
知っていますし、訓練理論の本も山ほど持っています。でもねぇ、何かが
足りないように思うのです。


通信教育でトレーナーになった人、ほんの数ヶ月間、欧米を見て来ただけで
自称動物行動学者になっている人、文化教室のような専門学校を出ただけで
トレーナーになっている人が、山のようにいて、皆さん、最新の訓練理論を
掲げています。

ですが、考えてもみて下さい。究極の目的は、犬との意思の疎通と心の
交流なのです。

人間を例にとってみると、外国人と結婚していて、深く心を通わせている
御夫婦なのに、奥さんは御主人の母国語を全く話せないとか、御主人が
奥さんの母国語を片言しか話せない・・・ということは、けっこうあると
思いませんか?珍しくないです。夫婦の間で、生活の細々とした場面で、
クリッカーを用いた訓練のようには正確に意図が伝わっていないのかも
しれない。でも、ちゃんと心は伝わっているのです。


アイコンタクトが大切だと犬の訓練では言われます。たしかにそうだとは
思います。でも、うちには生れつき目が見えないカムイという子が居て、
クリッカーも何も使わず、曖昧で多少タイミングを逸するような褒めと
御褒美を使い、生活に必要なことは教えることができています。カムイには
アイコンタクトを取りたくても、見える“目”が無いのです。


訓練理論も大切ですが、一度理解したら、全て忘れて、“無”とか“素”の
状態で、まるで初対面の人間と向かいあうような気持ちで、犬に敬意を
表しながら向かい合ってみるのが良いのではないかと思います。

自分がリーダーだと気負うこともなく、反対に犬を思いやり過ぎて遠慮を
することもなく、犬に「あなたのことを分かりたいと思います」という
気持ちだけが伝われば良いのではなかろうか・・・と思います。


トレーナーの皆さん、訓練理論も留学も有意義でしょう。でも、飼育経験が
足りない人が多すぎます。愛犬を1頭も飼っていなくてもトレーナー講座を
修了できるご時世ですが、せめて、大型、中型、小型の3頭を赤ちゃんから
老犬になるまで育てて、最期を自分で看取ってから、トレーナーの看板を
揚げて下さい。本当は、最低でも6頭以上の飼育経験は要ると思いますけどね。
有料で教えるのなら、それくらいの実務経験は必要でしょう。

御褒美に餌を使うことを良くないことだと言うのも、必要ないと思います。
餌は、クリッカー同様、犬の行いが正しいということを犬に伝える道具です。
正しい与え方ができていれば、餌を喜ぶ子には餌を使えばよいです。神楽の
ように餌に興味がなく、撫でるしか褒める手段が無い子には撫でてやれば
良いのだと思います。餌を欲しがらない犬がエライわけではないと思います。

犬や人間が食べ物を欲しがるのは当然のことです。懲らしめる手段の無い
イルカのような海獣にはホイッスルとか、ターゲットと言われる接触させる
為の棒状の物と餌との併用で非常に高度なことを教えます。餌を使っていない
イルカショーはありません。イルカよりも知能が下の犬族に対して、餌を
使って教えることがダメだなんて言ったら可哀想じゃないですか。

餌を使っても、使えなくても、犬と意思の疎通ができて、他人や他の動物に
危害を与えず、迷惑にならない犬に育ち、周囲の人に愛されれば、それで
良いのじゃないかと思います。

犬は、人間の幼児のようなものです。幼児に対する賞賛としては、ハグと
褒め言葉と御菓子じゃないですか。
育ちが良く、お行儀が良く、一見、お菓子を欲しそうにしていないお子様で
あっても、本当は食べたいのだと思いますよ。美味しい御菓子をもらえば
嬉しいだろうと思いますし、くれた人に好意を持つと思います。

それなのに、知能が人間の3~5歳程度である犬だけが、御褒美としての
食べ物を欲しがると忠誠度が低く、欲しがらずに動くと忠誠心が高いように
言われるのは可哀そうです。

御褒美の餌を欲しがらない神楽のような子は、単にコマンドどうりに動いて
褒めてもらえるのがゲーム的に楽しいのですよ。
餌に夢中になる他の犬に比べて、神楽の忠誠心が高いとは思いません。餌を
使わないでも嬉しそうにコマンドに従う子はたしかにカワイイですが、私が
もしも暴漢に襲われたら、身を挺して助けてくれるのは、餌でコマンドに
従うのが大好きであったターシャのような子です。ターシャは餌を使わねば、
訓練は興味なしでした。必ずしも、餌を使わなくても訓練が入る子イコール
忠実な犬というわけではないです。

餌を使わねば訓練に興味を示さない犬が、人間への忠実さが低いかのように
言われるのはオカシイです。新興宗教の教祖様が教義を説くように、犬に
精神論を教える必要はないです。犬は無宗教です。

最終的には御褒美が無くても従うように持ってゆきますけど、ことさらに
食べ物を御褒美として使うのが良くないとする考え方には賛同できません。

イルカもシャチもオットセイも馬も牛も食べ物を使わなければ、そっぽを
向きますよ。そっぽを向いて反抗的だからと叱りたくてもイルカのような
リードなどを付けれない大型獣に対しては叱る手段自体が無いのです。

動物に媚びへつらって餌を使うのではないのです。正解であるという合図です。
トレーナーさんたちに、もしも扱いに失敗すれば御自分が命を失うような
体重数百キロの大型獣の訓練を経験することをお奨めします。人間の方が
大きさの点で圧倒的に有利で、踏み潰して殺すことができるような小型犬
だけを相手にしていたり、訓練に失敗し反抗的になれば安楽死で片づけて
しまえる犬だけを扱っていたのでは進歩しませんよ。

人間を一蹴り、一咬みで殺せるような大型獣と相対した時の人間の非力さと
無力感と恐怖を実感して欲しいと思います。そうすれば、小手先で動物を
扱うべきではないと分かります。自然への畏怖というものも分かります。
実体験の重みも分かります。

肩書をいっぱい書き連ね、専門用語を羅列していたトレーナーのブログを
読んでいて感じたことをツラツラと書いてみました。



◆↓は人間の認知症介護で魔法のようだと言われるフランス発の介護方法、
ユマニチュードを取り上げた番組ですが、犬の訓練にも応用できる部分が
かなりあると思いますので一読をお奨めします。

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/167909.html



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コリー:犬の躊躇いと拒否

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日中はまだ暑いですが、日陰は随分と涼しく感じるようになったので、
昨日は、子犬たちのリード慣らしのあとで、日陰にプラスティックの
垂直障碍を持ち出して、居合わせたメイと神楽に飛ぶことを教えて
みました。

高さは一番低い30cmですから、飛べないコリーなどいません。
生後4ヶ月の子犬にだって楽々飛び越せる高さです。
ですが、生後3ヶ月になるかならないかの幼児期に2階建てにした
バリケンの天井までよじ登り、日常的に90cmや100cmの高さの
超大型犬用のケージの天井に飛び乗っている、高所が大好きなメイが
障碍の前で伏せてうずくまりました。

リードを付けて練習していたので、私が跨いでからリードを軽く引いて
飛ぶように指示したのですが、しり込みして飛ぼうとしません。それで
前肢を持ち上げて無理やり飛ばせてから御褒美を与えることを数回
繰り返したあとで、メイの練習はいったん止めて、今度は神楽の首に
リードをかけました。3歳のメイ同様、5歳の神楽にとっても生まれて
初めての経験です。神楽はメイのように特に高い所が好きなわけでは
ありません。御褒美を与えても口から出すような食いつきの悪い子です。

ところがです。神楽ちゃん、大はしゃぎで躊躇わずに障碍を飛ぶのです。
そして、せっかく褒めてから御褒美をやろうとするのに、尾を振るだけで
口にしません。仕方ないので、ご褒美は与えずに褒めながら何度か低い
障碍を飛ばせました。

そのあと、神楽のリードを外して、またメイの首にリードを付け障碍の
前に行ってみたら、今度は様子が違います。身を伏せたりせずに、胸を
障碍に近づけています。これはいけるなと思ったので、飛ぶように指示し
軽くリードを引きました。案の定、ちゃんと飛び越しました。神楽が
嬉しそうに飛ぶのを見ていて、大丈夫なのだと分かったのだと思います。


犬は、身体的能力から考えて絶対にできるはずの事であっても、初めての
ことだと、躊躇って、やろうとしないことがけっこうあります。特に
コリーはその傾向が強いと思います。犬によっては、向こう見ずで全く
怖がったり、躊躇ったりしない子もいます。デリケートなタチの子だと
脚に何かが触れるのを嫌がることもあります。痛くなくてもです。
もっとずっと大きな痛みでも耐えることができる子が、飛ぶときに脚が
障碍に触れることを非常に嫌がる場合があるのです。


馬の場合も同じで、何度、脚にガツンと障碍が当たっても平気な子も居れば、
少しも当たることがないように脚を小さく畳んで飛び越す子も居ます。
後者の方が、競技に出す場合は良いわけです。前者の肝っ玉の太い、痛みが
平気な子は、障碍を飛ぶことを教えるのは楽だったでしょうが、競技に出す
場合は、性質が大まかなので、次々にバーを落としますし、落とすことを
意に介さないので、落とさないように教えることも、上位入賞することも
難しいと思います。
少しくらい臆病で、デリケートなタチの子の方が、丁寧に飛び越すので、
時間がかかっても最終的に良い結果が出ます。


肝っ玉が太くて、イケイケタイプの犬種ばかりを扱っている訓練士さんや
トレーナーさんにコリーを任せるとダメ犬の烙印を押されることがあるの
ですが、それは、不慣れなことに対するコリーの躊躇いや警戒心を拒否や
反抗や頭の悪さだと勘違いをするからだろうと思います。


人に何を要求されているのかも分かっている、でも、ちょっと怖い、だから
やりたくない・・・というだけのことなんです。
こういう子は、簡単なことから始めて少しずつ少しずつレベルを上げてゆき、
自信を付けさせるしかないと思います。教え始めは手間がかかりますが、
非常にきちんとしたことができるようになると思いますので、叱らずに
教えてほしいと思います。

生まれて初めての事への反応は、遺伝的な特徴があります。メイの同胎の
トトロがいつも高いケージの天井に飛び上がって遊んでいるのですが、
もし、今から障碍飛越を教えるとすれば、おそらく、一度もトトロのように
ケージの天井に飛び乗ったことがない太郎(神楽と父母犬が同じです)の方が
躊躇わずに障碍を飛び越そうとするはずです。

生まれて初めてリードを付けて敷地外へ連れ出した時、太郎は全く怖がらず
どんどん歩いて行ったのですが、トトロはその場に固まっていました。
障碍飛越でも同じ反応をすると思います。脚力はトトロの方があるのですが、
躊躇わずに飛ぼうとするのは太郎の方です。怖がらないのです。

太郎や神楽の母親の福や祖母のターシャも生まれて初めてのことを教える
際に、あまり苦労はしませんでした。ところが、ミリオン、メガ、メイ、
トトロと続く母系は、デリケートなタチで、何をするにも躊躇うのです。
無理強いすると非常に厄介なことになるので、できてもできなくても
いいやくらいの気持ちで、この子たちには臨みます。

犬に何かを教える時には、いったい何が嫌なのか、何が怖いのかを常に
観察する必要があります。そして、同じ犬種、同じ飼主、同じ飼育環境で
あっても、反応は様々であること、様々ではあるけれども気質は遺伝を
するので、同じ親から生まれた犬同士は似通った反応をするのだという
ことを覚えておいて下さい。
そして、臆病であることが必ずしもマイナスにばかり働くとは限らない
ということもまた覚えておいて欲しいと思います。

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