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コリー達に囲まれて

ブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々の記録です。画像や動画や記事の無断使用を禁じます。


In 02 2013

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Category: 飼育   Tags: ---

コリー:膵炎の犬の看護

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2013年1月15日生まれの子犬のお申込みを受付中です。
「子犬情報」のページを御覧の上、お問合わせ
下さい

子犬情報
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「子犬情報」のページを更新しました。
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◆2013年1月15日に出産しました◆

他の交配予定などは、↑の「子犬情報」のページを御覧下さい。


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私は今までに3頭のコリーを膵炎で失っています。千が最初だったのですが、
朝にはきれいに朝食を完食し、下痢もなかったのに、その日の夕飯を全く
食べようとせず、排便でもしたいのかなと思って、運動場に出すと、突然、
背中を丸めて苦しみ始めました。

これはただ事ではないと思って、千の様子を見て騒ぎ始めた犬達を大急ぎで
ケージへ戻してから千の元へ駆けつけましたが、すでに意識はありませんでした。
死んでいるのかもと思いながら、真夜中に動物病院へ駆けつけましたが、
もう亡くなっていました。

その時には死因は分からなかったのですが、死後、非常に早く腹部にガスが
溜まったのが異様な感じでした。後日、そのこともあって千は膵炎であったと
分かることになります。


千が急死した数日後、これまたコナンが突然、食べなくなりました。千の事が
あったので、心配になり、即、病院へ行き、検査をしましたが、血液検査などで
異常は見つからなかったので、点滴だけしてもらって帰宅し、様子を見ることに
したのですが、ベランダの下へ隠れたりして、普段とは様子が違っていました。
ベランダ下はとても涼しい場所なので、お腹が燃えるように熱く痛かったせいで、
涼しいベランダの下にばかり潜ろうとしたのかもしれません。

そして、その日の夕方ごろからだったか、サークルに入れて私の部屋において
おいたのに、サークルを飛び出そうとばかりしました。今までそんなことは
1度もありませんでした。もしかしたら、痛みの意味を理屈で理解できない
動物なのですから、痛みから逃げたいという欲求の転移行動として、サークルを
飛び出してどこかへ隠れたい、逃げたいという欲求になっていたのではないかと
思います。

飛び出しては危険なので、屋根付きのパピーペンに入れて、翌朝、病院へ行こうと
思ったのですが、朝、他の犬達をトイレに出した後、コナンのところに戻ったら、
すでにぐったりしていました。

すぐに病院へ駆けつけましたが、先生に「もう亡くなっているよ」と言われました。
千のあと数日しか経ってなかったので、死因がウィルス性のものだと他の犬達に
移って大変ですから、それを確かめる為に、可哀そうですが、直接、心臓に針を
立てる方法で(すでに硬直が始まっていて、血管からの血液採取は不可能でした)、
採血して調べてもらって初めて、急性膵炎だったのだと分かりました。千の内臓の
腐敗によるガスでの腹部膨張が異常に早かったのは、コナンと同じように、膵炎で
周辺臓器が溶けていたから腐敗が急速に進んだせいだったのだと分かったのです。


膵炎は、周辺の臓器全てや膵臓自身を膵臓が出す膵液が溶かしてゆくので、非常な
痛みを伴う可哀そうな病です。人間では手術で助かることもあると聞いていますが、
犬ではあまり期待はできません。

コナンの死の数年後にマイヤが、これまた食欲旺盛だったのが突然に食べなくなり、
調べて膵炎を起こしているのだと分かって点滴通院を1週間続けましたが、先生に
通わせるのは可哀そうだから、自宅で看てはどうかと言われました。それまで、
薄々は気付いていたのですが、もう対処のしようが無いのだなと分かりました。
うちから病院へは片道たったの7分で行けるのですが、それでも膵液が内臓を
溶かし、身体中に痛みが広がっているマイヤには苦痛でした。

通院していた間も、止めてからも、マイヤは食物は受け付けませんでしたし、
先生にも食物は止められていました。水の量も制限されていて、マイヤはやたらと
水ばかり飲みたがりましたが、1日、ペットボトル2分の1本分だったから、
たしか250mlを少しずつ与えるだけにするように言われていました。

膵炎の場合、食べれば嘔吐が激しくなり、衰弱が進むだけですし、美味しくても
脂質の多い食物は厳禁なので、私は、先生に言われた通り、水を少しずつ与えて、
サークルに天蓋をかけて、部屋を薄暗くし、他の犬達を遠ざけました。

身体が苦しい時には、あらゆる刺激がストレスになります。私は、遠縁の在宅介護を
していた末期がんの御爺さんのお見舞いに行き、面会を断られたことがありますが、
人間も犬も本当に身体が痛んで苦しい時には、慣れ親しんだ人間に会うことすら
辛いのだろうと思ったので、私は、父母にも妹たちにもマイヤに会わせることを
しませんでした。


激しい痛みに耐えている様子は見るに堪えがたかったのですが、医療では成す術が
なかったので、そっとしておいてやるしか方法がありませんでした。

そして、遂に、呼吸が喘ぐような辛そうなものになり、チアノーゼも起こして
いたので、これは安楽死を選んでやる方がマイヤの為と判断し、先生に往診に
来てもらい、死に至る量の麻酔で永遠の眠りにつかせました。あれほど苦しむの
ならば、あと数日早く、安楽死を選んでやる方が良かったのにと今でも後悔を
しています。

コリーには膵臓や肝臓の疾患は、他犬種よりも多いのではないかと思います。
急性膵炎は、ある日、突然に起きますが、よく食べているのに痩せ始めるのが
ひとつの兆候です。人間では脂質やタンパク質がたっぷりの御馳走をたくさん
食べたあとの月曜日に発症が多いのだそうです。予防策としては、脂質の低い
フードを与えることくらいしか無いのではないかと思います。



「子犬のムービー」のブログに2月9日に撮影していた動画を5本、
載せています。
http://collies08airw.jugem.jp/



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